西宮歴史調査団は、指定や登録はされてはないけれど市内の身近なところに
残っている大切な歴史資料文化財を調べ、今ある状態を記録に残していくことを
目的に平成18年度からはじまった、文化財調査ボランティア活動です。
文化財というと堅苦しく聞こえますが、 例えばお地蔵様のような昔の人が作り出し
現在まで大切に受け継がれているものがそうです 。
14年目となった2019年度は、報告書作成の確認作業をすすめている橋梁班、
神社の石造物を調べている石造物班、西宮町宗門帳を調べている古文書班、
古い消防道具などを調べている竜吐水班、の4班が活動しました。
各班ごとの活動の他に、毎月第二土曜日に全員で集まっての定例会があり、
調査に必要な技術の勉強や、市内の文化財見学など行っています。
今年度の文化財見学は白鹿記念酒造博物館見学と名塩和紙学習館見学実習、
郷土資料館で特集展示や特別展示が行われているときには学芸員解説があり、
団員が案内する歴史ウォークを企画したり、今年は阪神淡路大震災から25年と
いうことで西宮の文化財の被災状況や修復についての話も聞きました。
そして年度末の3月にはこの一年の活動内容を紹介する活動報告会がありますが、
今年は新型コロナウイルスの感染拡大予防のために中止となりました。
また調査活動も3月いっぱいは中止となっていて今後の予定はまだはっきりと
していませんが、4月からは新年度の活動がスタートすると思います。
西宮の歴史に興味があって、調査する文化財を丁寧に扱うことができれば、
調査経験がなくても西宮市民でなくても参加できます。
多くの方のご参加をお待ちしています。
詳細・問合せは 西宮市HP → 歴史と文化財 → 西宮歴史調査団
これは西宮歴史調査団公式ブログではなく、団員による個人的なブログです。
西宮歴史調査団についてのお問い合わせは西宮市立郷土資料館まで。
西宮市川添町15-26 tel:0798-33-1298 月曜休館