平成27年度の石造物班の活動は、まずは西宮神社の調査の整理に取り掛かる
そうですが、新メンバーも加わったので調査方法の研修をすることになり
名次神社で調査の手順や方法や注意事項などを確認してさっそく実践です。
境内も小さいので石造物は20数点と少なめで、さらに灯籠の形式がほぼ
同じで昭和8年のものがほとんどだったので、銘文の確認はどんどんすすみ、
次回まとめてサイズを測って写真を撮れば現地調査は終了しそうです。
今までに何度も行ったことのある神社ですが、改めてちゃんと確認すると
この昭和8年奉納の灯籠なのですが意匠がちょっと変わっていて、今神社が
あるのはけっこう高い場所なのに波模様が目につきます。
古代には今よりも内陸まで海が迫っていたという伝承?に基づく意匠を
選んだのかもしれませんね。
火袋にも御簾を巻き上げたような模様(右は御簾イメージイラスト)、中台には
松のような模様が刻まれていて、何か意味があるのでしょうか。
-活動日2015.4.21.(火) 団員5名+学芸員2名 郷土資料館にて-
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