調査団 古文書班・240517・代判人の書き方


今までの宗門帳と違う書式で調査にとまどっている久保町宗門帳。
代判人の書き方も大きく違っています。

例えば写真左のように、「播磨屋六次郎」は女房など家族と住んでいたと
わかるのですが、別のページにも写真右のように名前が出てきました。
はんこも同じなので同姓同名の別人ということでもなく、よく見ると、
右の家族の戸主は「高津屋ふさ」のようで、六次郎はその代判人のようです。

代判人とは、戸主が女性や年少者の場合に代わりに印を押す保証人のような
人で、今までの調査でも出てきました。
ただその名前を書く場所は戸主の次とか一家全員書いた最後など、一見して
家族とは違うと分かるように書かれていました(下写真は浜東町の一例)。
代判

なので現在調査中の久保町のように書かれると間違うじゃないか!
と少しピリピリしながら注意して調査を進めています。

-活動日2024.5.17.(金)  団員4名+学芸員1名 郷土資料館にて-


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