調査団 古文書班・渡世・油関連

油に関する職業がいくつかありました。
燈火用とは思うのですが、食用油の可能性もあるのかも?



油絞り職は「灘目の油」と言って、武庫川口から生田川近くまでの24km、
菟原・八部・武庫郡の主に水車稼ぎで生産された油が有名でした。
原料は菜種と綿実で、それらを諸国から買い集めて絞油屋に売り渡す、
菜種問屋と綿実問屋を合わせて「両種物問屋」と呼んだそうです。
そこで「種物買入」は油関係の仕事かと思いました。

また「油大工職」とは、油を搾る水車専門の大工か?など妄想してここに
まとめましたが、一文字目は「沖」と読めそうな感じもしています。


 この挿絵は天秤棒で担いで歩く油小売でしょうか。
人倫訓蒙図彙』(国立国会図書館デジタルコレクション)より


-活動日2024.9.25.(水)  団員8名+学芸員1名 郷土資料館にて-

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