久しぶりの古文書班の活動でした。
「一ヶ月ぶりだとせっかく慣れてた頭がにぶってるなぁ」と苦笑いしながらの翻刻です。
漢字が崩されすぎてまったく見当もつかないということで読めない文字もありますが、
それよりも一応読めるのだけれどちょっと疑問が残るという文字が手ごわいです。
私の場合、まず1ページ目(写真左)に出てきたこの名前、何のためらいもなく
「大明屋茂兵衛」と読みました。
ところが次のページ(写真右)になると同じ文字をこれまたためらいもなく「宮武屋ふさ」と
読んでしまい、ん?と手が止まってしまいました。
茂兵衛と武兵衛はどちらもありそうだし、宮茂屋よりは宮武屋のほうがありそうですが
どちらとも決めかねて、いったん空欄にして読み進めていくと、またまた似た字が登場!
これはどう見ても「加茂屋」ですね!
この2グループをよーく見ると、左下から右上にくるっと上がるカーブの感じとか、
最後の点を打つ位置とか、この書き手さん独特の微妙な違いがありますね。
今後出てきても悩まないように手帳にメモして控えておきましたので、今日の活動でも
何度も見直して作業していったのですが・・・。
またまた別のよく似た崩し字「文」と「久」が登場してしまいました(>_<)
-活動日2012.8.22.(水) 団員7名+学芸員1名 郷土資料館にて-
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