調査団 古文書班・201006・建家崩取

宗門帳に出てくる居住区分は、土地も家も所有の「家持」、借りた土地に借り主が
家を建てる「借地」、長屋住まいのような「借家」があります。
借地の場合の記載は、地主の名前とそのあとに「建家主」と書いてあるのが定型です。
借地の返却は基本として更地に戻すものでしょうが、実際は家を残して次の人が
そのまま使ったりもしてるのではないかな?と勝手に思っていました。



ところがこの記載では「崩取」と書かれています。
ただ「勝手に付き」(都合により)とあるので特別なケースだったかもしれません。
けれど浜石在町宗門帳には追記に「勝手に付き」の記載が多いので、一般的な
ケースだったかもしれません。

分からないことをいろいろ妄想しながら調査を楽しんでいます。

-活動日2020.10.6.(火)  団員7名+学芸員1名 郷土資料館にて-

これは西宮歴史調査団公式ブログではなく、団員による個人的なブログです。
西宮歴史調査団についてのお問い合わせは西宮市立郷土資料館まで。
西宮市川添町15-26  tel:0798-33-1298  月曜休館

タイトルとURLをコピーしました