宗門帳に出てくる居住区分は、土地も家も所有の「家持」、借りた土地に借り主が
家を建てる「借地」、長屋住まいのような「借家」があります。
借地の場合の記載は、地主の名前とそのあとに「建家主」と書いてあるのが定型です。
借地の返却は基本として更地に戻すものでしょうが、実際は家を残して次の人が
そのまま使ったりもしてるのではないかな?と勝手に思っていました。
ところがこの記載では「崩取」と書かれています。
ただ「勝手に付き」(都合により)とあるので特別なケースだったかもしれません。
けれど浜石在町宗門帳には追記に「勝手に付き」の記載が多いので、一般的な
ケースだったかもしれません。
分からないことをいろいろ妄想しながら調査を楽しんでいます。
-活動日2020.10.6.(火) 団員7名+学芸員1名 郷土資料館にて-
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