甲東園は、西宮七園の一つ。昔果樹園があったことから園がついた。
甲山の東側に広がるエリアで、甲東園駅の西側は関西学院大学のキャンパスや学校が並ぶ文教住宅地。
果樹園の名残りの「甲東梅林」は、早春には訪れる人も多い。
昔の水を分けた分水の遺構や静かな住宅地、神社などもめぐりながら新幹線を真上から見る公園にも寄ってみたい♪♪
<マップのコースすべてを歩いたら約4.5キロ>
①阪急甲東園駅
周辺には学校が多く、学生の姿が多い駅。
映画『阪急電車』>>のロケ地でもある。
関学生の圭一と美帆はここから電車に乗った。
漫画「ポプテピピック」にも出てくる駅。
②ワラビの生える斜面
阪急電車の上を水道管が通り、人が通れる細い橋もあり、電車が真下を走るので小さい子供にも人気。この切通しは、映画『阪急電車』>>に出てくるワンシーン。
電車の中では美帆が「ここでワラビを採りたい。」と圭一に話す。
③くすの木通り
上甲東園の住宅地の中の通り。西宮の「市の木」でもあるクスノキ>>の大きな木が街路樹になっている通り。
上甲東園地区は、昭和33年に日本で2番目に「文教住宅地」に認定された。
④関西学院大学
甲山を借景にした緑豊かな上ヶ原キャンパス。
キャンパスは自由に入ることができ、中央芝生では小さな子供を遊ばせているファミリーの姿も。
広いキャンパス内には、古墳や日本庭園もあり、時計台のある大学博物館では、興味深い企画展も多い。
映画『阪急電車』のロケ地としても有名。
高校生の悦子が行きたかった大学、美帆と圭一が学ぶ大学として出てくる。
<注>新型コロナ感染拡大の影響で、現在はキャンパス内は関係以外の立ち入りが禁止となっています。
⑤上ヶ原分水樋
昔は西宮もあちこちで水争いも起こった。
江戸時代、仁川の上流の水を引いた用水路から、下の田畑に分けるために作られた分水樋が今も使われている。
用水路の横の小道をたどっていくと、地すべり資料館に着く。
⑥地すべり資料館
阪神淡路大震災で大きな地滑りのあったところに建てられた資料館。
資料館の前の傾斜地には、地域のボランティアが管理している芝桜が5月には見事な花を咲かせる。芝桜のほかにも四季折々の花が咲き、資料館とともに訪れる人が多い。
長年、芝桜が植えられていた斜面は、2024年タイムロンギカリウスに植え代わりました。
⑦関西学院前郵便局
関学の正門のすぐ前にある郵便局。
関学の時計台と甲山の絵柄の風景印>>がある局。
⑨甲東梅林
市内で一番の梅の名所。
明治時代、大阪の貿易商芝川氏がこのあたり一帯
を果樹園として開発された名残りの梅林。
現在は公民館やデイサービスの拠点が敷地内にある。
⑩中谷公園
ヤマボウシの花がきれいな公園。
平日の昼間は近くの幼稚園児の声が響く。
秋にはどんぐりがたくさん(^_−)−☆
⑫山陽新幹線記念公園
山陽新幹線開業時に作られ、六甲トンネル建設工事で殉職された54人の名前が刻まれた慰霊碑がある公園だが、六甲トンネルの上にあるロケーションということで、新幹線の写真を撮るスポットにもなっている。
⑭兵庫県立美術館西宮分館(旧頴川美術館)
山林業頴川徳助氏のコレクションをもとに開館し、絵画や工芸を中心に日本や中国の美術品を収蔵していたが、財団法人が解散し展示品を含む全てが兵庫県立美術館に寄贈された。
2021年4月からは、西宮分館として美術関連の情報発信と隣接したグリーンホールの貸し出し業務などが始まっている>>。
ちょっと寄り道
トップ珈琲館
昔より狭くなったが、古き良き時代を思い出させてくれる関学の正門近くの喫茶店。豊川悦司さんが関学生の頃バイトしていたとか・・・・
関学の学食
学生さんたちでにぎわう食堂だが、一般の方の利用もOK!!リーズナブルで栄養も満点。