甲東梅林は、大阪の事業家の芝川又右衛門氏が明治29(1896)年にこの地で果樹園経営を始める時にブドウ、柿、桃などの果樹と共に梅、桜、楓、楠などの植栽を行ったのが始まりと言われている。
広大な果樹園は、その後関西学院大学が出来たり、住宅地になったり、県立西宮高校や甲陵中学校などができて行った。
かつての果樹園の名残の甲東梅林は、一時期は甲陵中学校の生徒がお世話をしていた時期もあったようだが、現在は甲東公民館の庭となり、品種は36種(約190本)に及び毎年2月から3月にかけて梅開き行事が行われ、多くの人々が訪れている。
西宮市の公式WEBサイトでは、毎年季節になるとその年の梅便りが更新されている。