甲山大師の名で親しまれている神呪寺は、甲山の中腹にあり平安時代初期に淳和天皇の妃の如意尼が弘法大師を招いて開創したと伝えられる。
弘法大師が如意尼をモデルに彫ったという伝説のある木造如意輪観音坐像は国指定重要文化財で「日本三大如意輪」ともいわれ、毎年5月18日の公開帳には多くの人が訪れる。
西宮流(にしのみやスタイル)より引用 更新日時 : 2017-5-12
毎年、5月18日のご開帳には大勢の参拝者で早朝より賑わう。
2019年のNHK『ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!』で、神呪町という名前が取り上げられていたが、この神呪という言葉については諸説ある。
神呪寺(西宮市甲山町)のWEBサイトによると「当山の寺名の神呪寺は『かんのうじ』と読み、『神の寺(かんのじ)』から『かんのうじ』となったようだ。」とあり、神呪は「じんしゅ」と読み「じんしゅじ」と読んでいた時もあったと記されている。➡︎
境内の奥の院からは、甲山への登山道が続く。
甲山の殆どは県の森林公園になっているが、一部は神呪寺の私有地となっている。
大晦日の除夜の鐘は、お寺の関係者が108つをついた後、一般の方々が自由につくことができる。
また、神呪寺の境内にある展望台は東方向に開けているので、元旦のご来光を拝みに来られる市民も多い。伊丹空港離発着の飛行機も観察できる。
さくらの時期も美しく、すぐ近くの北山貯水池と合わせてお花見で訪れる人も多い。
階段から南を向くとアベノハルカスも見える 展望台方らは遥か向こうに生駒山まで見はらせる
また、1798年には「甲山八十八ヶ所」が建立されていて、約2キロの巡礼道をめぐる人も多い。
お寺の社務所で、簡易のマップがいただけるので回遊のご参考に!!
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甲山八十八ヶ所 甲山八十八ヶ所から神呪寺を見る
この神呪寺も「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズでの聖地ともなっていて、ファンがめぐる姿も見られる。
2019年夏に行われた聖地認定記念イベントはこちらから➡︎
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