こんにちは、2007年リリースの地域情報ウェブメディア、西宮流 (にしのみやスタイル) です。私たちは2014年4月からららぽーと甲子園2Fにある西宮市情報発信スペース「クリエートにしのみや」に10年間居ましたが、2020年5月からはそのスペースの一部に、県立西宮北高校の教室を再現したパネルを立てて、涼宮ハルヒのファンを迎えるようになりました。
今は、その場所は他の団体が運営していますが今も県立西宮北高校の教室を再現したコーナーはあり、「涼宮ハルヒ」のファンにとっては新しい聖地にもなっています。
これまで、2012年、2019年には「SOS団in西宮に集合よ!」のイベント、2015年には「長門有希ちゃんの消失」イベントなども企画運営しました。
この記事では、西宮市内の涼宮ハルヒシリーズの聖地を、地元・西宮のウェブメディアがご紹介します。
- 「涼宮ハルヒの憂鬱」とは
- 西宮流と涼宮ハルヒのかかわり
- 「涼宮ハルヒの憂鬱」聖地巡礼の歴史 (といいますか)
- 「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズの西宮市内の聖地
- 県立甲山森林公園
- 好し家(よしのや)
- 甲山大師 神呪寺 (かぶとやまたいし かんのうじ)
- 甲陽園駅前
- 北高への通学路
- 県立西宮北高校
- 北高前の坂(通称 ハルヒ坂 )
- 大社中学校
- 水道路(すいどうみち)踏切道
- 樋之池(ひのいけ)プール
- 阪急夙川(しゅくがわ)駅
- 夙川河川敷公園
- 夙川学院跡
- ロイヤルホームセンター 西宮店
- 廣田神社 (広田神社)
- 新池
- 中央運動公園の野球場
- フォルクス 西宮店
- 関西スーパー 広田店
- 西宮市立上ヶ原中学校
- 上ヶ原の歩道橋
- にしきた公園(北口駅前公園)
- 珈琲屋ドリーム
- 甲風園第1踏切道(阪急今津北線)
- にしきた商店街
- カエルのハンドホール
- 西宮北口駅周辺にある飛び出し君
- 「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」聖地認定プレート
- 阪急バス西宮北口停留所
- スポーツドームかわらぎ
- 武庫川河川敷緑地
- 西宮市立中央図書館
- 阪神甲子園球場
- 西宮を走る黄色いタクシー
- 西宮市情報発信スペース・クリエートにしのみや(ららぽーと甲子園内2F)
- 「涼宮ハルヒの憂鬱」を見たくなったら
- 涼宮ハルヒシリーズ、まだまだ楽しんでいくわよ!
「涼宮ハルヒの憂鬱」とは
「涼宮ハルヒの憂鬱」は角川スニーカー文庫(角川書店)から2003年6月に出版されたライトノベルです。
作者は谷川流さん、イラストはいとうのいぢさん。
作者の谷川流さんは西宮市の出身で、県立西宮北高校、関西学院大学を卒業しています。
「涼宮ハルヒ」シリーズのノベルの中には西宮の風景を想像させる地名やシーンが多く登場することで有名です。(アニメ化された時には、まさに西宮の風景がそのまま描写されました。)
2024年11月には「涼宮ハルヒの劇場」が発売されましたが、「涼宮ハルヒ」シリーズはまだ完結していません。
13巻ある小説に加えて、スピンオフ、アニメ、漫画など多くの関連作品があります。2019年には角川文庫からもシリーズが刊行され、筒井康隆さんをはじめとする著名人の解説とともに話題となり、読者層を広げています。
「涼宮ハルヒ」シリーズが最初に発売されたのは2003年で、それから20年以上が経ちますが、今なお多くの人に愛されています。
世界15カ国語でも読まれている作品で、世界的にファンの多い作品です。

ファンからは聖地とされているららぽーと甲子園の「クリエートにしのみや」も、海外から来られるファンも多い場所です。
そこそこ古い作品ではあるのですが、いまも10代、20代のファンを魅了し続けているのは、一言で言うと「学園SF物語」と言える作品ですが、SF作品としても評価の高い谷川流さんのストーリの面白さからなのでしょう。
ノベルの中では「北口(きたぐち)」「北高(きたこう)」「光陽園(こうようえん)」「祝川(しゅくがわ)」などと、市民にとっては耳馴染みの地名が並んでいますが、2006年アニメになったときには谷川流さんご自身がロケハンされたといい、西宮の風景がそのままアニメの背景となりました。
西宮流と涼宮ハルヒのかかわり
これまで、西宮流は何度か涼宮ハルヒに関わるイベントも企画してきました。
2012年 SOS団in西宮に集合よ!➡︎
2015年 長門有希ちゃんの消失➡︎
2019年 SOS団in西宮に集合よ!over➡︎
そんなこれまでの西宮流の関わりについては、下記の記事からご覧ください。
「涼宮ハルヒの憂鬱」聖地巡礼の歴史 (といいますか)
「涼宮ハルヒ」シリーズの作者、谷川流さんは西宮市ご出身で、ハルヒの執筆にあたって「90年代の西宮の風景を思い出しながら書いた」とコメントされています。ノベルの作品には西宮という地名ははっきりとは登場しないながらも、西宮市民が読めば「これはもう完全にあの場所やな」とわかるようなシーンが数多く登場します。
2006年には、アニメ版「涼宮ハルヒの憂鬱」のテレビ放送が開始されました。2010年には劇場版長編アニメ「涼宮ハルヒの消失」が上映され、美しい映像と壮大なストーリーで高い評価を得ており、今も上映会が開かれています。
谷川流さんご自身が立ち会われた西宮市内でのロケハンを経て作られたこと、また京都アニメーションが手がけた美しい描写が話題になり、その舞台になった場所に行く = 聖地巡礼という楽しみが生まれました。
当時は、聖地巡礼はまだ一般的な観光行動ではなく、コアなファンの間での私的な楽しみでした。この涼宮ハルヒのファンの行動が、その後の『聖地巡礼』というコンテンツツーリズムの元になっていったのではないかとも言われています。
2016年に設立されたアニメツーリズム協会が選定する「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」にも掲載されています。
2018年版に「長門有希ちゃんの消失」が認定され、2019年版からは「長門有希ちゃんの消失」「『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズ」が認定。2024年版からは「『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズ」が単独で認定されています。(「長門有希ちゃんの消失」は、ぷよさんによる漫画作品をアニメ化したもので、「涼宮ハルヒシリーズ」のスピンオフであるため、聖地は両作品ほぼ同じ)
※「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」認定プレートについて →
「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズの西宮市内の聖地
それでは、市内の聖地スポットをご紹介しましょう!
ただこのアニメは少し古い作品となっていて、この20年近い時間の経過は実際の聖地の景色も大きく変えてもいます。
すっかりなくなってしまったスポットや変貌したスポットも多く、これからもまだまだ変わっていくのかもしれません。
以下にまとめた聖地の写真も以前のものや最新のものなどさまざまですが、作品を見たり読んだりして聖地・西宮に興味を持っていただいている皆様に、少しでも参考になればいいなと思いながら書いてみました。
アニメの画面キャプチャは敢えて載せておりません。ぜひアニメをご覧になってください。「そのまんま!」と感動されますよ、きっと。
※写真説明に記載している放送回は、2009年放送分(通称「2期」)に準じています。
県立甲山森林公園
ぽっこりと丸い形の甲山は、西宮市民が愛する山です。
原作第7巻「涼宮ハルヒの陰謀」で登場する鶴屋家が所有する山(鶴屋山)のモデルと思われます。
その甲山の中腹には県立甲山森林公園があります。夏休みにセミ捕りをしたり、映画「朝比奈ミクルの冒険」の撮影を行ったところです。

15話、16話「エンドレスエイト」でセミ採りを楽しんだ場所。
21話、22話「涼宮ハルヒの溜息」では映画「朝比奈ミクルの冒険」の撮影基地として登場します。

アニメでは西宮北口駅のロータリーからバスに乗って森林公園に行く設定になっています。
県立甲山森林公園「シンボルゾーン」

噴水の水しぶきまで丁寧に描かれています。
白大理石の「愛の像」と噴水があり、公園のシンボルゾーンとなっています。
このシンボルゾーンに続く道の両側には、たくさんのアート作品が両側にずらりと並んでいます。
県立甲山森林公園「愛情の像」

21話、22話に登場する少女と犬のブロンズ像は、森林公園内の梅林のところにあります。
県立甲山森林公園「野外ステージ」

21話、22話で、「超監督」涼宮ハルヒの演出で長門有希と朝比奈みくるの戦闘シーンが撮影されたところです。
シンボルゾーンのすぐ近くにあります。
県立甲山森林公園「みくるま池」

22話「涼宮ハルヒの溜息 Ⅲ」で、みくるがバニーガール姿で歩くシーンが撮影された橋がかかっています。
この池の名前の由来は、その昔、淳和天皇がここで御車を降りられたという言い伝えからついたと言う説もあります。
好し家(よしのや)
22話で、映画撮影の間にSOS団メンバーがお昼に蕎麦を食べた店です。
甲山森林公園から県道沿いを歩いて神呪寺まで登る途中にあります。
(歩道が整備されていないので注意して歩いてください)
店は現在休業中です。

甲山大師 神呪寺 (かぶとやまたいし かんのうじ)


16話「エンドレスエイト」のセミ採りシーンで登場。夕方にセミを放した展望台があります。
石段や境内は自主制作映画「朝比奈ミクルの冒険」にも登場しますね。
甲陽園駅前
阪急甲陽園駅
ハルヒたちが通う北高の最寄り駅。(最寄りと言ってもかなり離れていますが・・・。)
阪急電鉄甲陽線の終着駅で、近畿の駅百選にも選ばれたことがある趣のある駅舎です。


キョンが通学に利用している駅として1話に登場。21話では、映画撮影のためSOS団みんなで乗車する様子が描かれています。28話「サムデイインザレイン」ではホームの描写も。
甲陽園駅前通り
ここから北高までは、階段を登った後もずーっと上り坂の通学路となります。5話、8話、21話、22話、28話など、多くの回で描かれています。
このエリアも大きく風景が変わっている場所の一つですね。駅を背にして立つと、左前方の山には大きなスーパーができました。
第5話「涼宮ハルヒの憂鬱 Ⅴ」でハルヒとキョンが並んで歩いてきた用水路の横の道も緑の茂みも様変わりしています。
駅前のタクシー乗り場はそのままですが、ここに止まる黄色のタクシーの数が少なくなってきています。(タクシーの車種も変わってきましたね。)

スーパーの手前の用水路から昔の風景が想像できるかな??
このスーパーの前を上がっていくとあの階段ですよ!!



ビゴの店 甲陽園店
第19話「エンドレスエイト Ⅷ」でSOS団が並んで雨宿りした店先

阪急甲陽園駐輪場
第1話のオープニングで登場。第2話でもキョンはここの4番に自転車を駐めてから歩いて登校する。


甲陽線の線路沿いの道
劇場版「涼宮ハルヒの消失」でキョンがハルヒを探して激走するシーンが印象的。

北高への通学路
階段から県道に出るまで
1話、2話の冒頭に登場する階段。通学路の過酷さが伝わってくるようですが、物語の始まりを告げる印象的なスポットです。

階段を上がって、キョンが歩く通学路の風景も大きく変わってきています。
マンションが立ち、すでにアニメのシーンの背景とは変わっていましたが、最近では手前にあった畑の部分が全て宅地化されて、すっかり印象が変わりました。(住宅地になっていますので、あえて写真は掲載しませんのでご理解くださいね。)
この辺りで唯一変ってないのは、用水路だけかもしれませんね。

県道沿いの坂道
劇場版「涼宮ハルヒの消失」で、マスクを付けた谷口と出会う通学路。神園町の交差点や信号なども見事に再現されています。

劇場版に登場するファミリーマートがなくなったり、沿道の様子は変わったところもありますが、歩道の狭さは相変わらずですので、気をつけて歩いてください。
銀水橋
第1話、2話に描かれています。引きのアングルで橋の形状と道路のカーブの美しさが伝わってきますね。

夙川学院短大跡
2013年に神戸のポートアイランどに移転したため、建物も取り壊され、すっかり様子が変わっています。劇場版「涼宮ハルヒの消失」では「祝川短大前」として一瞬登場する「夙川短大前」バス停は「越木岩神社北」と改名されています。




角石橋/県道からの分かれ道
劇場版「涼宮ハルヒの消失」冒頭の登校シーンに登場します。親柱に刻まれた「夙川」の文字はアニメでは「祝川」となっています。




県立西宮北高校
作品のメイン舞台。ハルヒたちが通う「北高」のモデルとなった兵庫県立西宮北高校。作者、谷川流さんの出身校です。


2027年4月からは、同じく県立甲山高校と合併して「県立西宮苦楽園高校」と校名が変わります。
2025年4月からは「県立苦楽園高校生」として卒業していく一期生が通い始めますので、高校名は二つが表示されることになるのでしょうか??


北高前の坂(通称 ハルヒ坂 )
標高約200メートルに位置するため、駅からはずっと坂道が続き、最後に急勾配の坂となりますが、登り切って振り返ると眼下に感動的なパノラマが広がります。大阪キタのビル群やあべのハルカスまで見晴らせます。

ここの坂は東向きなので、ファンのなかにはここで元旦のご来光を見る方もおられます。
12月18日未明の「世界改変」の時刻にもファンが集います。
<お願い>
この辺りは山の上ですので、冬はかなり冷え込みます。
また近くにはコンビニや自販機なども一切ありませんし、山の上の閑静な住宅地ですので近所迷惑にならないように十分ご注意ください。
大社中学校
ハルヒの出身中学「市立東中学校」として登場。第8話「笹の葉ラプソディ」で中学生ハルヒがジョン・スミスと出会う重要な場所となっています。

「笹の葉ラプソディ」で中学生ハルヒが夜間校庭に侵入しようと乗り越えた門です。
水道路(すいどうみち)踏切道
第5話「涼宮ハルヒの憂鬱 Ⅴ」で、朝倉さんのマンションを訪ねた帰りに通った踏切です。ここで立ち止まったハルヒは「自分がこの地球でどれほどちっぽけな存在か自覚したことある?」とキョンに語り始めます。

阪急電車の向こうに見えるのが甲山。この甲山の中腹に県立森林公園があります。
樋之池(ひのいけ)プール
第12話から19話まで、8話続いた「エンドレスエイト」の全話に登場します。ハルヒが言うところの「夏らしく、夏じみたこと」といえば水遊びなんでしょうね。
以前は「北夙川市民プール」と呼ばれており、作品の中でもキョンが「市民プールはいっそのこと庶民プールと看板を書き換えたほうがいいのではないか」などと言い放っていました。
※プールは夏だけの営業です。


プールがある樋之池公園には体育館やテニスコート、遊具広場もあります。緑が豊かで、池の畔の散策は心地よく、市民の憩いの場になっています。
阪急夙川(しゅくがわ)駅
阪急甲陽線は夙川駅と甲陽園駅を単線で結ぶ駅数3駅の路線。阪急線内では最も路線長が短く、駅数も最も少ないそうです。
第21話「涼宮ハルヒの溜息 Ⅰ」でハルヒたちは夙川駅で乗り換えて「祝川商店街」のある駅に向かいます。(祝川商店街のモデルは阪神尼崎駅前の商店街です)
木目調の壁や緑色の座席シート、運転席の窓から終点の車止めが見える様子もリアルに描かれています。

西宮市民には「ルビ(ふりがな)なんていらない」と思われるかもしれませんが、「夙川」って意外と難読漢字のようです。「凪」と間違う人も多いようですね。
夙川河川敷公園
夙川の鉄橋
第16話「エンドレスエイト Ⅴ」ではSOS団がこの鉄橋の下で雨宿りをします。雨が降ってきたときの注意看板まで描かれています。

夙川べりのベンチ
第3話「涼宮ハルヒの憂鬱 Ⅲ」や第8話「笹の葉ラプソディ」で、みくるとキョンが大切な話をするベンチ。

夙川学院跡
夙川学院中学校、高等学校は2016年に神戸に移転しました。昭和23年からこの地にあった学校がなくなるというのは、市民にとっても驚きでした。
奥の方から宅地造成が進んでいき、劇場版「涼宮ハルヒの消失」に描かれた正門付近が最後まで残っていましたが、今はもうすっかり面影は無くなりました。




夙川学院の向かいにあり、アニメでも忠実に再現されていた花屋さん「PLANTS・PLANTS +plus flowers(プランツ・プランツ+フラワーズ)」も2022年3月に閉店しています。
ロイヤルホームセンター 西宮店
第24話「涼宮ハルヒの溜息 Ⅴ」でキョンが飼い猫シャミセンの餌などを買ったホームセンターです。廣田神社と新池の間にあります。

廣田神社 (広田神社)
廣田神社は「日本書紀」にも記されている兵庫県第一の古社です。
旧官幣大社として高い格式があり、「西宮」の地名の起源でもあるという説もある神社です。
そんな由緒ある神社の境内でハルヒたちSOS団は映画撮影をします。(第22話「涼宮ハルヒの溜息 Ⅲ」)第23話にも出てきます。

アニメ放送後は多くのファンが訪れ、イラストを書き込んだ絵馬などがいっぱい奉納されたようですよ。
新池
高座町にある農業用ため池です。一周約600メートル。周囲は遊歩道になっています。

「朝比奈ミクルの冒険」の撮影でみくるが落とされた池です。円形の桟橋が特徴的ですね。立ち入り禁止は守りましょうね!!
たくさんの野鳥がいる池ですが、春には桜、秋には銀杏が綺麗な場所です。
池の南側からは甲山がきれいに見えます。
中央運動公園の野球場
第7話「涼宮ハルヒの退屈」で野球大会が開かれた場所。SOS団と上ヶ原パイレーツが対戦しました。
エンドレスエイトに出てくる夏祭り(盆踊り)の会場も、ここ。
第17話「エンドレスエイト Ⅵ」には公園西側の歩道が描かれています。



中央運動公園の改修工事中で、2024年秋には一旦更地になっています。
数年後には新しい中央運動公園が完成しますが、野球場はここには復活しません。
盆踊りの櫓や屋台が出ている夏祭りの会場もここという設定でしたが、実際にはそのようなお祭りは行われてはいませんでした。
フォルクス 西宮店
第7話「涼宮ハルヒの退屈」で野球の試合を終えてみんなで食事するファミレス。アニメでは看板は「Wolks」

関西スーパー 広田店
第12話から第19話まで8回続く「エンドレスエイト」で着ぐるみで呼び込みのバイトをしたスーパーです。

西宮市立上ヶ原中学校
第8話「笹の葉ラプソディー」で中学生ハルヒが地面にメッセージを書いた校庭のモデルになっています。

上ヶ原の歩道橋
第24話「涼宮ハルヒの溜息 Ⅴ」で古泉とキョンが話していた歩道橋です。
近所の人以外は市民でもあまり知らない所に市外、県外、時に海外から訪ねてこられるって、面白いですね。地元民として、もっと勉強しなくっちゃ。


阪急バスの西宮北口と甲東園を結ぶ路線(10,11,12番系統)の「上ヶ原南口」停留所で下車するのが便利です。
にしきた公園(北口駅前公園)
SOS団がいつも集合する公園です。エンドレスエイトで夜に集まって相談するのもここでしたね。多くの回に登場する、ハルヒ聖地の代表格です。緑の時計塔は「ハルヒ時計」と呼ばれ愛されています。

2011年に公園がリニューアルされアニメ放送当時の面影はなくなりましたが、一旦撤去された時計塔がファンの熱い思いにより戻ってきています。
地下は400台収容の立体自動駐輪場となっています。


珈琲屋ドリーム
ここもSOS団の集まりには欠かせない場所。多くの回に登場します。
ファンノートや記念スタンプもあり、ファンにとって特別な聖地となっています。
作者の谷川流さ来られて来られてたようです。


自家焙煎の美味しいコーヒーとサンドイッチやワッフルなどの食事も評判で、モーニングの時間から地元のお客さんも多い、愛されているお店です。
アニメで長門有希が飲んでいたクリームソーダが裏メニューとしてファンの間で人気です。
昔よりお店が小さくなっているので、席を譲り合っていただけると嬉しいです。
甲風園第1踏切道(阪急今津北線)
第6話「涼宮ハルヒの憂鬱 Ⅵ」の最後、閉鎖空間から戻ったハルヒとキョンが待ち合わせた場面で線路沿いの道と踏切がちらっと登場します。

にしきた商店街
SOS団が集まるときにキョンが毎回自転車を停めるところ。アニメ放送時は三井住友銀行でしたが、今は関西みらい銀行に変わっています。
足元にはアニメに描かれたカエルのハンドホールがありますよ。

不法駐輪の自転車は撤去されるので、要注意。有料の一時駐輪を利用しよう。
カエルのハンドホール
市内でよく見かけるカエル柄のハンドホール。作中では北口や光陽園の風景の中で使われています。

西宮北口駅周辺にある飛び出し君
有志のファンが自発的に管理し、地元のお店にお願いして立てられていますが、壊れてしまう事も多く現在(2025年2月)は5ヶ所くらいになっているようです。
申し訳ないですが場所はあえて書いていませんので、皆さんで駅周辺を探してみてくださいね。



「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」聖地認定プレート
以前は、駅前公園前にあった企業のショーウィンドーに飾られていましたが、企業の移転と共に現在は商業施設・アクタ西宮東館の5階にある「西宮市立北口図書館内」に飾られています。
図書館内は写真撮影NGですが、このコーナーだけは特別に写真撮影ができます。
※「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」認定プレートについて、詳しくはこちら→

阪急バス西宮北口停留所
第22話「涼宮ハルヒの溜息 Ⅲ」で森林公園での映画撮影を終えて次の場所に移動する際に乗ったバスが到着するのが、このバスターミナル。

にしきた公園とは反対側の西宮北口駅南側にあります。
広田神社方面(新池やホームセンターなど)へのバス(甲東園行き)はここから出発します。
スポーツドームかわらぎ
第12話から18話「エンドレスエイト」で夏休みに何度も出かけたバッティングセンターです。

西宮北口駅から北東方向の位置関係になります。徒歩だと15分くらいでしょう。
武庫川河川敷緑地
第12話をはじめ、繰り返される「エンドレスエイト」の回で、ハゼ釣り大会や花火大会をしたのが武庫川の河川敷。広い(長い)ので見つける難易度が高い聖地です。
花火をした砂場は、名神高速の橋の北側あたり。動物のオブジェが目印です。
ハゼ釣をした場所は、だいぶ南に下って、阪神高速神戸線武庫川橋梁の手前あたり。尼崎側のようです

アニメでは「県境の川」となっていますが、実際は兵庫県内で、西宮市と尼崎市の市境になっています。
西宮市立中央図書館
第3話「涼宮ハルヒの憂鬱 Ⅲ」で、市内探索でキョンと長門有希が向かった先が中央図書館。館内の様子も精細に描かれています。

西宮の中央図書館と郷土資料館などが入っている建物ですが、中央図書館が阪神西宮駅前に移転するという計画が発表されています。
「西宮市立中央図書館移転整備基本構想及び基本計画」について
阪神甲子園球場
小学6年生のハルヒが、家族と野球観戦に行って「自分がこの地球で、どれほどちっぽけな存在なのか」自覚したのはおそらく阪神甲子園球場でしょう。5万人の観客に圧倒されたのでしょうね。

平成の大改修で一旦無くなったツタも、場所によってはかなり生育してきました。
ところで、西宮市の公立学校に通う小学6年生と中学生は、甲子園球場で連合体育大会(略して、小連体、中連体)があります。ハルヒとキョンや谷口たちも参加したのでしょうね。
西宮を走る黄色いタクシー
第22話「涼宮ハルヒの溜息 Ⅲ」では西宮北口駅を背景にアップで登場。劇場版「涼宮ハルヒの消失」でもハルヒたちを乗せて活躍(?)する黄色いタクシー。原作では「イエローキャブ」と書かれていますが、西宮を走る黄色いタクシーと言うたら、それはもう相互タクシーしかないやろ。(ミルクボーイの口調でお読みください 笑)
甲陽園駅前には神戸相互タクシーの乗り場があるので、聖地巡礼に便利ですね。


社名は「神戸相互タクシー」となっていますが、本社は西宮市。どうりで、よく見かけるはずですね。
とはいえ、この黄色い車種も製造中止となり、数年後には姿を消すそうです。
西宮市情報発信スペース・クリエートにしのみや(ららぽーと甲子園内2F)
作品に出てくる聖地ではないのですが、西宮流(にしのみやスタイル)が10年間ここを運営して来たなかで、2020年5月からはこの店内の一角に「北高の教室」再現のパネルを置き、ファンを積極的に迎えるようになりました。
2024年7月からは他企業が企画運営していますが、この北高パネルやたくさんの資料は引き継いでいます。あらたに学校机も置かれ、運営者は変わりましたが「ハルヒコーナー」は変わらずにファンを迎えています。
「涼宮ハルヒの憂鬱」から最新の「涼宮ハルの劇場」まで13巻のノベルが揃っているのはもちろん、貴重な本や資料なども置かれている場所です。
国内だけでなく、海外からのファンも立ち寄るスポットになっています。

「涼宮ハルヒの憂鬱」を見たくなったら
こんなに西宮が出てくるのなら見てみたいと思われたあなたに。
久しぶりにあの感動を味わいたいと思われたあなたにも。
今すぐ「涼宮ハルヒの憂鬱」全28話や劇場版「涼宮ハルヒの消失」を視聴する方法をお教えしますね。
動画配信サービス「Hulu」なら月額1,026円で見放題!2週間無料トライアルも実施中です。
涼宮ハルヒシリーズ、まだまだ楽しんでいくわよ!
西宮流の事務所があった頃から、クリエートにしのみやにはハルヒファンがよく訪れますが、10代の若いファンから熟年のファンまでさまざまな方が来ていただき交流が生まれます。
海外から来られる方も多く、ノートには熱い思いがさまざまな言語で書かれています。
もはや一時の流行を超え、世代や国境をまたいで新たなファンを生み出し続けている一大シリーズ、って言っていいのではないでしょうか。
2024年11月に新刊「涼宮ハルヒの劇場」が発売され、それを記念して、ハルヒやみくる、長門たちが歌う「涼宮ハルヒ」シリーズの新曲&MVを制作するためのクラウドファンディングプロジェクトが実施されました。2ヶ月間で8,600万円を超える寄附が集まり、新曲の発表や新作フィギュアの発売など、様々なプロジェクトが始動しています。今後たくさんの楽しみが待っています。
これからも注目が止まりません。