西宮の市の花は桜。
さくら100選に選ばれている夙川河川敷だけでなく、街路や川沿い、小さな公園などあちこちに桜が植えられている。
そんな桜の街を気軽に楽しめるバスがある。
阪神バスの山手線の循環路線。
阪神西宮から出発して、市民運動場前⇨広田神社前⇨森林公園⇨北山貯水池⇨甲山高校⇨柏堂⇨苦楽園口東⇨満池谷⇨万葉筋を南下して阪神西宮に帰る約1時間のプチトリップ♪♪
今日は、市民運動場前から東回り循環(阪神バス)に乗って阪神西宮に帰った。
阪神西宮〜市民運動場前
阪神西宮から街中を走っている間は、そう多くの桜には出会えない。
市役所横の法務局の桜や、小さな公園の桜を見ながら市民運動場前に着く。
ここまで来ると、運動場の周りに植えられた桜が出迎えてくれる。
今日は、ここから乗車!!
広田神社前〜六軒
広田神社前に近づくと右手に新池南公園の桜が見えてくる。
思わず「きれいやね~」と、小さな声が乗客の中からもれてくる。
ここからは御手洗川(東川)に沿って移動することになるが、御手洗川(東川)の川沿いや歩道に植えられた桜が、バスの左右の窓を彩る。
六軒〜新甲陽〜県立甲山森林公園前
少しづつ、山に近づいてくる。
新甲陽あたりの街路のソメイヨシノは古木となり、少し勢いがなくなってきている。
大師道の坂にかかり、所々にコバノミツバツツジの赤紫色が見えてくると甲山森林公園まではすぐ。
やはりここでは大勢の方が降りていかれる。
森林公園の中にも、桜が多いのでお花見を楽しむ方も多い。
子供連れのファミリーは、子供用のおもちゃの入った大きな荷物を抱えていた。
県立甲山森林公園前〜北山貯水池
まさに桜の中を抜けてバスは走る。
甲山大師(神呪寺)も、西宮の桜の名所の一つ。
神呪寺を右手に見ながら、北山貯水池に到着。
ここは、さらにお花見スポット。貯水池の周りをぐるっと囲む桜や、バスを降りて奥へ進むと見事な枝垂れ桜やソメイヨシノの古木が見事な場所もある。
今日はお花見に来られた方も多かったようだ。
北山貯水池〜西宮甲山高校前
北山貯水池を出たバスは、甲山墓園前を通って山へと向かって走る。
この辺りから見える山には、山桜やこぶしが、淡い緑の山にアクセントをつけてくれている。
綺麗な桜が待ってくれている西宮甲山高校前のロータリーを回って、学生を乗せたバスは向きを南に向け降りて行く。
西宮甲山高校前〜柏堂(北山緑化植物園前)
甲山高校の次は、鷲林寺。
バス停からお寺までは少し山道を登ることになるが、鷲林寺は少し時期が遅い八重桜がきれいなお寺。
少しずつ下りながら走るバスの車窓から山桜なども見ながら、桜並木の柏堂(北山緑化植物園前)へと到着。
北山緑化植物園も、一年中いろいろな花が楽しめる人気の公園。
この時期は枝垂れ桜の下でお弁当を広げるグループも多い。
柏堂(北山緑化植物園前)〜苦楽園口東
柏堂でさらに学生を乗せたバスは、一気に山を走り降りる。
獅子ヶ口町北を通過し、阪急甲陽線の踏切を渡って右に曲がると華やかな夙川河川敷公園が見えてくる。
やはりここは圧巻の桜スポット。
さすがに人出が多い夙川公園の横の「夙川さくら道」からのお花見を楽しもう!!
苦楽園口東〜満池谷
夙川さくら道から分かれ、東へと向きを変えて満池谷までくると、本日最後の車窓お花見♪♪
ここで降りるとニテコ池や震災記念公園など桜を楽しめる場所も多い。
期間限定になるが、越水浄水場の通り抜けも見所いっぱい。
ニテコ池の辺りに植えられている震災記念さくらは、ソメイヨシノだけでなくいろいろな種類の桜があるので、対岸から見ると桜の花の色も違って美しい。
満池谷〜阪神西宮
満池谷を出ると万葉筋にでて、そのまま南に下っていく。
今日のお花見バスもこれで終了!!
終点まで乗ってもいいし、好きなところで降りてもいい。
阪神バス山手線(東回り・西回り)循環
勝手に「お花見バス」と名付けてご紹介したのは、阪神バスの山手線循環。
阪神西宮を出て山手を回って、阪神西宮に帰ってくるのは東回り・西回りの二系統がある。
阪神西宮から出発して、ここまで帰ってくると時はどちらを使っても構わないが、お近くのバス停から利用されるときには『阪神西宮』では必ず降りないといけないので注意が必要!!
どちらを使ったらいいかは考えてね^_−☆
約60分、ぐるっと乗って220円の旅。
一日たっぷり楽しむなら、どこかで途中下車してのんびりと散策したり、お花見するのもいい。
それでもわずか440円!。
ただし、バスの運行本数が少ないので、帰りの時間はあらかじめチェックしておこう。
今回お花見を楽しんだが、新緑の季節にもおすすめ。
桜の花に代わって、たくさんの種類の雑木が微妙に違う緑を楽しませてくれるだろう。
自然がいっぱいの西宮だからこその、楽しい路線バスの旅かもしれない・・・・。