音楽の力で人の輪を広げたい!
自らも関学の軽音楽部でギターをしていた加美智一さんは、3年前に『みやっこ音楽回廊』というグループを立ち上げ、仲間と共にこれまで市内でさまざまなイベントを展開してきた。
活動3年目が西宮市政100周年の記念の年ということもあって、100周年の記念イベントも見据えての活動が活発になっている。
西宮☆モダンタイムス〜3回連続イベント〜
西宮が市政をひいた1925年頃は、甲陽園にあった撮影所では日本の喜劇王エノケンが映画デビュー。
関東大震災後、キネマ旬報の編集部は香櫨園に事務所を移ししていた。
また、今津には大手レコード会社・タイヘイレコードがあり、タイヘイレコードの録音スタジオでは多くの映画音楽や主題歌が録音されていた。
戦後は、宝塚の撮影所が一時期、西宮北口に移転し多くの映画が撮影された。
そんな華やかな文化を持つ西宮の輝いていた頃を振り返ってみるイベントが甲陽園市民館で企画されている。
会場:甲陽園市民館(阪急甲陽園駅から4分)西宮市甲陽園本庄町1-75
時間:各会 14時(開場13時半)
参加費:各800円(税込/単独参加) ※3回通しは2000円
定員:各45名様(申込先着順)
申込み:こちらのフォームより➡︎ 定員に達し次第〆切(当日参加も可)

8/9(土)14時〜『ロケ地で巡る映画色の街』
細雪、風の歌を聴け、阪急電車、西北ショパンなど西宮を舞台の映画は数しれず。
甲陽園や西宮北口には撮影所もあり、キネマ旬報の編集部もあった西宮。
そんな映画色のまちをロケ地写真や映像を交えて紹介します。
案内人:映画ロケ地探訪家/猪師三郎氏 (ゲスト 岡本順子)
9/14(日)14時〜『苦楽園モダンタイムス』
谷崎から与謝野晶子など名だたる文士が集い、迎賓館で探偵ページェントが開かれた時代。
伝説の雑誌「苦楽」を手がけた中山太陽堂とプラトン社を手がかりに、文化と社交の拠点として栄えた知られざる苦楽園の魅力に迫ります。
案内人:(株)河内厚郎事務所ディレクター/蓮沼純一氏
10/12(日)14時〜『音盤と娯楽映画の昭和』
関西を代表するレコード会社・タイヘイレコードは、戦前から1952年まで西宮に本社を構えていた。
1953年から3年にわたり西宮北口で数々の映画作品を作り出した宝塚映画。また市内に17館もの映画館が林立し、映画スターが闊歩した時代へフォーカスします。
案内人:西宮芦屋研究所副所長 小西巧治氏
申込み:こちらのフォームより➡︎ 定員に達し次第〆切(当日参加も可)
参加費:各800円(税込/単独参加) ※3回通しは2000円
蒐集家の5000枚のSPレコード整理(仲間求む!!)
さまざまな活動をしておられる加美さんのもとに、蒐集家が残した5000枚のSPレコードについての相談が舞い込んできた。

「お話をいただいた時、私にSPレコードの知識も何もなかったのですが、このままにしておけばゴミになってしまう。どこまで何ができるかわからないけど、貴重な音楽遺産であることには間違い無いのでまずは整理してみようと思いました。」と加美さん。
こうして月に一度、数人が集まってまずはレーベルごとに整理が始まった。

ただ戦前のもの多く、右から左に読まないといけなかったり、ジャケットと中身が全く違っていたり・・・・。なかなか時間も労力もかかる。
おまけに、SPレコードはシェラックという材質で作られていて、10インチ〜12インチほどの大きさだが重い!!
作業をするのに運ぶのにも大きな力が必要となる。
それでも、作業しているといろいろお宝に出くわす場面もあるようで、それがまた面白いと加美さんは話す。
『西宮にあったタイヘイレコードのものもたくさん見つかりましたよ!!レコードに挟まって、とても良い状態のブロマイドがたくさん出てきたり・・・・」

ままごと遊びの魚屋さん・・・・♪
まだまだ整理の途中で最終の形は見えてきていないが、出来るだけ貴重な音楽の文化遺産を残したいと暑い最中も作業している。
SPレコードの興味のある方!
古いものに興味のある方!!
一緒に楽しみながら作業してくださる仲間を募集中!!
また、SPレコードの活用法など、情報をお持ちの方も募集中!!
10月18日(土):プレイバック!西宮☆モダンタイムス(仮称)
ラジオパーソナリティ/映画評論家の増井孝子さんを囲んで、西宮が映画と音楽の街だった頃をプレイバック!するイベントを企画中!!
詳細が決まり次第、SNS等で発信予定。乞うご期待♪♪
日時:2025年10月18日(土)13:30〜
場所:フレンテホール5F 音楽練習室
参加費:1000円(予定)