写真は通称・新幹線公園からの眺め。
東向きに広がる目線の先には、大阪平野も一望できる。
1972(昭和47)年、山陽新幹線開業時に作られ、六甲トンネル建設工事で殉職された54人の名前が刻まれた慰霊碑がある。
山陽新幹線記念公園は、この公園の真下が、六甲山を通り抜けるトンネルの出入り口になっていて、列車好きの人たちがカメラを構えている姿もよく見かける。
新大阪からやってきた新幹線は、あっという間に立っている足元のトンネルに吸い込まれて行く。
西からやってくる新幹線は、よく聞くとトンネルの方から音が聞こえてきて足元から飛び出してくるという、なんともワクワクする場所。
高いフェンスがあるので、子供たちでも安心。
ダイヤをきちんと調べてくる方も多く、ドクターイエローやラッピングの車両が通る時間帯には人が増える。
六甲トンネルは、西宮市から神戸市中央区の新神戸駅手前まで全長約16キロメートル。難工事区間で多くの崩落事故や出水事故があったという。