2025年1月29日にラストランを終えたドクターイエロー(通称)の話題が大きくニュースになっているが、今回引退したのは、JR東海が保有するT4編成の車両で2001年9月から運用を開始されていたもの。
ドクターイエローには、実はこれとは別にJR西日本が保有するT5編成の車両が存在し、これまではこの2編成が交互に走っていたが、今回はJR東海のT4編成の車両が引退したので、今後は2005年から走っているJR西日本所属のT5編成だけが走ることになる。
ドクターイエローの正式名称は「新幹線電気軌道総合試験車」
走行しながら線路の状況や電流など、さまざまなものを計測しながら走る新幹線の走るお医者さん!
JR西日本所属のT5編成の車両は、2027年まで走るそうなのでまだしばらくドクターイエローに会える。
10日に一度ほどの運行は非公開となっているため「見かけたら幸せになる」と言われ、鉄道ファンだけでなく多くの人に愛されてきたドクターイエロー。

西宮でも、武庫川から神戸トンネルに入るまでのわずかの間だが新幹線が走っている。
そんな新幹線を見下ろせるようなロケーションが上甲東園にある。
六甲トンネルの東側の入り口の真上にある「山陽新幹線記念公園」だ。

大阪方面から走ってくる新幹線は、まっすぐこの公園に向かってくる。
新幹線が見れる場所として、子どもだけでなく鉄道ファンにも人気のスポット!
六甲トンネルは、西宮市から神戸市中央区の新神戸駅手前まで全長約16キロメートル。
難工事区間で多くの崩落事故や出水事故があったという。
この公園は、1972(昭和47)年、山陽新幹線開業時に作られ、六甲トンネル建設工事で殉職された54人の名前が刻まれた慰霊碑もある。