えびす様の総本社であります西宮神社では、毎年9月22日に当社で最も重要な祭典「例祭」が
斎行され、21日の宵宮祭、23日の渡御祭を併せて『西宮まつり』と呼ばれています。
(西宮神社HPより抜粋)
一日目の宵宮祭は、だんじり巡行や、夕方の神事のあと奉納演芸があります。
二日目の例大祭は、朝に神事のあと、昼から稚児行列が宝船を先頭に中央商店街を巡行し、
夕方には子ども樽神輿の巡行があります。
三日目の渡御祭は、神事のあと陸渡御として神輿が御旅所に向けてまちを巡行します。
御旅所は浜脇・用海・安井・香櫨園の氏子地域で順番に担当し、神輿が到着したら
選ばれた8人の童女達が神楽を奉奏し、氏子町内の繁栄を祈願します。
午後からは船渡御がおこなわれ、西宮浜の新ヨットハーバーから船団が出発して
御前浜沖でかざまつりをおこない、鳴尾の漁師がえべっさんを網で引き上げたという
伝説の地、神戸の和田岬へ向かいます(産宮参り)。
例年の産宮参りは一隻だけ十数人ほどの参詣だそうですが、平成21(2009)年は
船渡御復興10周年を記念して四隻すべてとその他陸路で和田神社へ参詣しました。
和田神社境内で御旅所祭をおこなったあと、神職や氏子総代など一部の人たちは
和田神社・三石神社・真光寺へ参拝しました。
童女神楽 和田神社
三石神社 真光寺(一遍上人御廟)
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西宮神社のHPから簡単に歴史を見ると、
・昔々、鳴尾の漁師が兵庫津でえべっさんをひきあげ、西宮に祀った
・そのため、えべっさん発見の地兵庫津の神社へ産宮参りをした
・織田信長の頃、その兵庫津の社領を没収され祭りが中止になった
・昭和29(1954)年、陸渡御を400年ぶりに復活
・平成12(2000)年、船渡御復活
・平成13(2001)年、かざまつり復活
・平成14(2002)年、船渡御の兵庫津の和田岬への産宮参り復活
・平成17(2005)年、氏子四地区にお旅所を設け、お旅所祭を斎行
・平成21(2009)年、船渡御復活10周年で全船団そろって兵庫津まで渡御
・平成24(2012)年、渡御祭再興50回記念でゆかりの和田神社よりだんじりが来る
祭りの意味や詳細は西宮神社HPでご確認ください。
http://nishinomiya-ebisu.com/topics/togyosai/index.html
(「西宮流観光案内所」2009年9月の記事をもとに一部書き直しています)
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