西宮市立郷土資料館で開催中の特集展示「まちのきおく」に関連しての講座
「調べた!見つけた!なまぜ-生瀬地区文化遺産調査から-」があったので
塩瀬公民館へ行ってきました。
生瀬地区文化遺産調査は平成25年~28年にかけて行われていて、神社仏閣などの
一般的に文化財と言われるようなものだけでなく、そこに住む人たちの生活や
自然環境なども含めて文化的・歴史的な特色を明らかにするものだそうです。
生瀬は江戸時代に街道の宿駅だった町で狭い土地ながら賑わっていましたが、
明治時代に鉄道が町の北側に開通しました。
そのため旧街道沿いの昔からの町が開発されるのではなく外側に新しく町が
発展したので、昔ながらの街並みがあまり変わらずに残ったそうです。
生瀬について書かれた文献を紹介してもらったり、昭和頃の懐かしい写真を
記録として集め、それについての思い出を聞き取って一緒に残すことによって
人々の記憶も記録となる、といった調査方法について説明してもらいました。
というのも、これからまだ続く調査については地元の人たちの協力が必要なので
今日の聴講者からその知り合いへと、こんな調査をやっているということが
伝わっていろんな情報がもっと集まったらいいなということでした。
今回は北部図書館との連携講座でしたが、公民館講座や展示室での学芸員解説
などもありますので興味深い話が聞けると思います。
「生瀬の歴史」について ~生瀬の往還(街道)~ 塩瀬公民館講座
2月12日(金) 10時~11時30分 事前申込不要
講師:生瀬の歴史を語る会 野田 剛 会場:生瀬市民館(浄橋寺横)
http://www.nishi.or.jp/contents/0003661400040005800279.html#shiose
展示解説会 2月13日(土) 10時~11時 事前申込不要
講師:郷土資料館担当学芸員 会場:郷土資料館展示室
第45回特集展示 まちのきおく―生瀬地区文化遺産調査から―
2016年1月19日(火)~2月28日(日) 10時~17時(入館は16時30分まで)
http://www.nishi.or.jp/contents/0002710100040004800699.html