辰馬本家酒造が創業320年にあたる昭和57年に設立された。
酒造りの資料のある酒蔵館と記念館から構成されている。
阪神・淡路大震災で全壊した明治2年のものと伝えられている酒蔵を利用した酒蔵館の中には、昔の酒造りの様子や震災当時の被害の様子などもそのまま残されている。
記念館の方には数々の美術品や笹部新太郎の桜の資料などが展示されており、年間を通して様々な企画展も開催される。
また、記念館の入り口には毎年大きな『酒林(杉玉)』>>がかけ替えられ、酒蔵の街・西宮の風物詩の一つになっている。
2020年には、西宮市、神戸市、尼崎市、芦屋市、伊丹市の5市が申請した『「伊丹諸白」と「灘の生一本」下り酒が生んだ銘醸地、伊丹と灘五郷』が 日本遺産に認定された>>が、旧辰馬本家酒造本蔵(現 酒蔵館)、釜場遺構(酒蔵館内)、灘の酒造道具 附 酒造用桶・樽づくり道具一式(酒蔵館内)なども構成文化財となっている。
白鹿記念博物館が「レンガ色の想い出の街」というA3のパンフを発行されていたが、そのパンフには阪神淡路大震災前のものですという注釈がつけられたマップがあった。
詳しいイラストマップなので、一部になるが記載しておく。
毎年、十日えびすに合わせては『堀内ゑびすコレクション展』が企画され、桜の時期には『笹部新太郎』展が開かれ、多くの人を魅了している。
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