白鹿記念酒造博物館(=酒ミュージアム)は、酒のまち西宮で「生活文化遺産である酒造りの歴史を後世に正しく伝える」ことを目的に1982(昭和57)年にできた。
消えゆく酒造用具や古文書史料などを保存し、酒のまちの景観を形作る酒蔵をそのまま利用した博物館として、酒造業を学ぶ場にもなっている。
また、開館と同時に西宮市から寄託された「西宮市笹部さくらコレクション」も含め、酒と桜の歴史や文化の研究や発信も行っている。
9月13日(水)からは、秋季展「たしなみを楽しむ」ほか3つの展覧会が同時開催中!
9月13日 〜 11月20日 たしなみを楽しむ
趣味のお道具には様々な趣向が凝らされ、見る者を惹きつける。
漆工品には蒔絵、金工品には彫金、陶磁器には色絵や染付といった、日本の伝統工芸の技術が、今回展示する茶道具・香道具・煎茶道具・文房具・刀剣及び刀装具にも活かされている。
趣味の世界で輝くお道具の魅力が楽しめる。
「櫻男」と「草木の精」―笹部新太郎と牧野富太郎―
今回の笹部さくら資料室では、初展示の直筆書簡をはじめとする、牧野富太郎氏に関する資料がご紹介される。
生涯を桜に捧げた笹部新太郎氏と、植物を深く愛した牧野氏、桜が取り持つ両者の関係をぜひご覧ください。
お酒づくりの道具と機械
江戸時代以来続く日本酒づくりでは、桶をはじめ木製の道具が使用されていた。
日本酒づくりで使用される道具は、全国的に同じ形状の物を使用する傾向にあったが、一部の道具には地域性も見られる。
今回の展示では、こうした酒造道具の役割や地域性や、道具が改良されて機械へと移行する様子についてご紹介。
会期:2023年9月13日(水) 〜 2023年11月20日(月)
休館日:火曜日
※10月16日(月)は一部展示入替のため記念館展示室は閉館。
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
入館料:一般500円 中・小学生250円
(記念館・酒蔵館の共通チケット)・団体20名様以上は2割引
・65才以上400円(要公的証明書)
・ココロンカード呈示者は無料
チラシを印刷して持参すれば、入館料50円引き。チラシはこちら➡