こうじ菌を使って二段階発酵で作る日本酒や焼酎、泡盛などの「伝統的酒造り」が「ユネスコ無形文化遺産」に登録された。
「無形文化遺産」は伝統的な工芸技術などを保護する制度で、日本からは能楽や歌舞伎、和食などが登録されている。
今回の登録で国内の無形文化遺産は23件目となる。
日本酒などは、日本各地の気候などの中で杜氏や蔵人が築いてきた手作業の技術から始まったが、それが認められた。
このニュースが流れた日に、白鹿記念酒造博物館の記念展示について、いろいろお話を伺ってきた。
酒資料室展示 伝統的酒造りの近現代
全国各地の杜氏集団の中で、丹波・南部・越後を「三大杜氏」と言うが、その中でも技術が高く中心的な存在であったのが丹波杜氏。灘五郷の酒造りはそんな丹波杜氏に支えられてきた。
そんな丹波杜氏に関する様々な資料や伝統的酒造りの工程写真などだけでなく、南部杜氏や越後杜氏の酒造法の資料から、それまで硬水で作られていた酒造りを一変させたと言われる軟水醸造の資料など、じっくり見ると興味深い資料が満載だ。
酒造りが歩んできた軌跡が全てわかる展示になっている。
<酒資料室展示 伝統的酒造りの近現代>
期間: 令和6年12月4日(水)〜令和7年1月13日(月・祝) 令和7年1月25日(土)〜3月3日(月)開館時間 :10:00〜17:00(入館は 16:30 まで)
休館日 :火曜日 ※年末年始休館 12月30日(月)〜1月3日(金) 1月15日(水)〜24日(金)は同時開催展の展示替えのため観覧不可。 2月11日(火)臨時開館、2月12日(水)振替休館
入館料 :一般 500 円・中小生 250 円(記念館・酒蔵館共通券) ココロンカード呈示者は無料、65 歳以上 400 円(要公的証明書呈示)
場所: 酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)・記念館
イベント: 展示関連講演会「灘の酒造りについて」
日時:1月12日(日)13 時30分〜15時
講師:壹岐 正志 氏(元辰馬本家酒造株式会社製造本部長、元丹波杜氏)
お問合せ :西宮市鞍掛町8番 21号 電話 0798-33-0008 / FAX 0798-32-2790
主催 :公益財団法人 白鹿記念酒造博物館
後援 :西宮市・にしのみや観光協会・歴史街道推進協議会
堀内ゑびすコレクション展 七福神、酒ミュージアムに集う
医学博士の傍ら郷土史家としても活躍された故堀内泠(きよし)氏(1924〜2009)が、長年かけて収集された『堀内ゑびすコレクション』。
今年は、七福神に焦点を当てた展示が展開されている。
38歳の時、西宮神社の若戎会の代表になったことをきっかけにコレクションを始めたという、堀内さん収集のえびす様も堪能できる。
今回は多くの収集物の中から、76点が飾られている。
中でも「見立て七福神」のコーナーは、何をどう見立てているのか楽しみながら考えてみよう!!
<堀内ゑびすコレクション展 七福神、酒ミュージアムに集う>
期間 :令和6年12月4日(水)〜令和7年1月13日(月・祝)
開館時間 :10:00〜17:00(入館は 16:30 まで)
休館日 :火曜日 ※年末年始休館 12月 30日(月)〜1月3日(金) 入館料 一般 500 円・中小生 250 円(記念館・酒蔵館は共通チケット) 65 歳以上 400 円(要公的証明書呈示)、ココロンカード呈示者は無料
場所 :酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)・記念館
<イベント 堀内ゑびすコレクション展ミュージアムトーク >
日時:12月21日(土)14時〜14時30分
同時開催: 冬季酒資料室展示「伝統的酒造りの近現代」
<学芸員が語る堀内泠氏のエピソードと展示への思い>
西宮で生まれ育った堀内氏は元旦の思い出としてこんなことを語っていた。
目覚めたら第一声に『オット、福かーたげた』と言って枕を肩にかつぐという縁起かつぎをさされたと書き残しています。
このように縁起の良い言葉を口にしたり、身のまわりに置いたりすることで自分の元に福を呼び込もうとする風習は、現在でも身近におこなわれています。
今回の展示では、そういった福をもたらす存在である福の神さまをご紹介します。
えびす大黒をはじめとする七福神の神さまが、酒ミュージアム展示室に今年も期間限定で集まります。
様々な幸せの前祝いをす る福の神の姿をお楽しみください。
お問合せ :西宮市鞍掛町8番21号 電話 0798-33-0008 / FAX 0798-32-2790
主催 :公益財団法人 白鹿記念酒造博物館
後援: 西宮市・にしのみや観光協会・歴史街道推進協議会
笹部さくら資料室展示 亦楽山荘記録 ―「桜の園」のいま・むかし―
第3資料室は、笹部さくらの展示室。
今回は、笹部さんが生涯をつぎ込んだ亦楽山荘の記録がずらりと並ぶ。
展示は一見とても地味だが、昭和3年から始まった記録は、細かい字で丁寧に書き込まれた自筆の手帳・ノートを合わせると50 冊以上にものぼる。
笹部さんの几帳面さを物語ると共に、亦楽山荘での里桜の育成に賭けた熱量が伝わる。最後までじっくり見ると、笹部さんのそんな熱意が第三資料室を覆っていた。
<笹部さくら資料室展示 亦楽山荘記録 ―「桜の園」のいま・むかし―>
期間: 令和6年12月4日(水)〜令和7年1月13日(月・祝) 令和7年1月25日(土)〜3月3日(月)開館時間 :10:00〜17:00(入館は 16:30 まで)
休館日: 火曜日 ※年末年始休館 12月 30日(月)〜1月3日(金)
1月15日(水)〜24日(金)は同時開催展の展示替えのため観覧不可、2月11日(火)臨時開館、2月 12日(水)振替休館
入館料 :一般 500 円・中小生 250 円(記念館・酒蔵館は共通チケット)
入館料 :一般 500 円・中小生 250 円(記念館・酒蔵館は共通チケット) ココロンカード呈示者は無料。65 歳以上 400 円(要公的証明書呈示)
場所 :酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)・記念館
<イベント 笹部さくら資料室展示ミュージアムトーク >
日時:12 月 8 日(日)14 時〜14 時 30 分
お問合せ :西宮市鞍掛町8番21号 電話 0798-33-0008 / FAX 0798-32-2790
主催 :公益財団法人 白鹿記念酒造博物館
後援 :西宮市・にしのみや観光協会・歴史街道推進協議会
「伝統的酒造り」ユネスコ無形文化遺産登録記念イベント
記念入場券セットの発売(12月9日(月)から)
ユネスコ無形文化遺産登録記念を祝して、12月9日(月)開館時(10:00)より記念入場券セットを数量限定で発売。
この機会に酒造りの歴史と文化を学んでいただきたいという思いから、当館入場券と酒蔵ペーパークラフトがセットになっている。
なお、これを購入された20歳以上のお客様には、先着順で記念の木枡をプレゼント!(但し、1名様あたり1セットのみの購入。)
※木枡は数量限定のため、なくなり次第終了!!
発売日:12月9日(月)10時~
内容:
酒ミュージアム入場券(当日使用に限る、記念館・酒蔵館共通券)(1枚)
酒ミュージアムオリジナルペーパークラフト(1部)
販売金額:1セット1,000円(各種割引利用不可)
販売場所:酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館) 記念館受付
酒蔵館特別ガイドツアー
1869年(明治2年)に建てられた木造の酒蔵を利用した酒蔵館の中にある、酒造り道具を見ながら酒造りの工程を学ぶツアーが開催される。
日時:2024年12月7日(土)14時〜 約40分
場所:酒蔵館
定員:15名(先着順)
参加費:無料(但し 入館料が必要)
2024年限定酒『黒松白鹿 新米新酒 山田錦 特別純米 生酒』数量限定発売
お米からお酒まで「できたて」をお届け!!
年末年始を彩る、季節限定の旨みと爽やかな香り『黒松白鹿 新米新酒 山田錦 特別純米 生酒』 数量限定発売!
今年収穫したばかりの兵庫県産米山田錦を100%使用し、新米のふくよかな旨みと新酒の爽やかな香りを一度に味わえる、今年一番最初のお酒。
火入れをせず、しぼってすぐに生のまま瓶詰めすることで、できたての新米新酒のおいしさをお届け!!
『黒松白鹿 新米新酒 山田錦 特別純米 生酒』
〈720ml瓶/1,200円(税込1,320円)〉
2024年12月10日(火)から全国で発売開始!
酒質:特別純米酒/生酒
アルコール度数:14度以上15度未満
日本酒度:+1
酸度:1.4(予定分析値)
精米歩合:70%