2019年10月16日(水)の歴史講座「西宮の町絵図・村絵図」を聴講した
感想ご紹介します。
今回の配布資料には絵図が全く載っていませんでした。
それはぜひ画像データを充分拡大して眺めてほしいからです、 ということで
「にしのみやデジタルアーカイブ」の説明があり、そのなかの「古地図」
カテゴリーには江戸時代に描かれた現西宮市域の絵図がいろいろあるので、
ひとつをじっくり又はあれこれ見比べて見てほしいということでした。
それらの絵図の中から、
比較的大きな町の居住区を描いた町絵図として3点の「西宮町浜絵図」、
村の支配・領有ををめぐって制作された村絵図として4点の「鳴尾村の絵図」
の解説がありました。
それぞれの絵図に描かれた同じこと違うことを比較し、このほか同時期の
文書資料の内容とも照らし合わせ、いろいろなことが分かるというのが
おもしろく感じました。
今回の講座は指定文化財公開&特集展示「国絵図・町絵図・村絵図」展が
10月末から開催されるのに合わせた内容です。
【特別公開】兵庫県・西宮市指定文化財「慶長十年摂津国絵図」
2019年10月29日(火)~11月3日(日) 10時~17時(入館は16時30分まで)
めったに見ることのできない「慶長十年摂津国絵図」の現物の展示を見て、
細かい部分はデジタルアーカイブでじっくり見て、今の地図とはすこし違う
絵図のおもしろさに触れてみたいと思います。
歴史講座の次回開催予定は11月20日(水)「石棺と仁川五ヶ山古墳群」です。
事前申込不要で無料で聴講できます。