オリジナルたこつぼ作り

毎年夏休みに開催されていた、小学校教師が講師を務める小学5~6年生向きの
歴史講座 「親と子の郷土史講座」 がリニューアルし、郷土資料館や博物館の
学芸員がその専門性を生かした講座をおこなう内容になりました。
2019年8月17日(土)に行われた「オリジナルたこつぼ作り」の様子を紹介します。 

まずは特集展示の「すなどりの具」を担当した西尾学芸員の解説で、西宮の海にも
昔は漁師さんがいて実際に使っていたたこつぼですと解説がありました。


タコは明るいところが苦手で暗いところに身を隠すので、漁師さんはその習性を
利用して縄につぼをたくさんぶら下げて海に沈めてタコに入ってもらいます。
つぼを縄にくくりつけている方法とか、昔は焼き物でも今はプラスチック製も
使われているとか、タコの種類によってつぼのサイズが違うとか、展示品を
じっくり見てどんなたこつぼを作るか考えたらさっそく粘土をこねます。


粘土の塊からひねり出したり、ひも状の粘土をぐるぐる積み上げたり、うまく
つぼ型になったりならなかったりしながらも、タコが入ってくれるかなと
イメージしながらそれぞれのたこつぼを作りました。
出来たつぼは崩れないようそっと袋に入れたり、まだ途中で家で続きするから
乾かないようにラップして持って帰ったり、しっかり乾燥させるだけで固まる粘土で
作ったのでどんな風に完成するか楽しみですね。


固まったら飾ってねと折り紙のタコのおまけ付きでした。

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