*

高畑町遺跡出土木製品 学芸員解説

   

西宮市立郷土資料館で開催中の指定文化財公開展は、昨年2014年に指定された
「高畑町遺跡出土木製品」(西宮市指定重要文化財考古資料)の展示です。

今日11月14日は学芸員解説があり、一日限定で展示(大きすぎて展示室のケースに
入らないため)の井戸枠がすごいということで、 歴史調査団の定例会でも時間を
割いて説明を聞きました。

151104CIMG5825x 151114CIMG6046x

まずは展示ケースに並んでいる田下駄やしゃもじや木簡などの説明を聞きました。
そしていよいよ、高畑町遺跡第五次調査(ガーデンズ建築前の調査)で見つかった
奈良時代の大型井戸ですが、せっかくのいい機会だから組み立てるところから
見学できるようにとなっていて、保存処理の施された井戸枠の板がひとつずつ
包まれている状態で出てきました。

それぞれに番号が付けてあって順番に組み立てれば完成ですが、学芸員5~6人で
包みから出す人や組み立てる人や分担してもなかなか大変な作業でした。

151114CIMG6055x 151114CIMG6059x
151114CIMG6082s
151103-20060924_0358kx
この四角い形でこれだけ大きな井戸は官衙(役所)などの公的な施設に作られたと
考えられるそうで、もしかしたら奈良時代の武庫郡の中心は西宮北口あたりだった?
のかどうかはもっと他にもそうとわかる痕跡が出てこないと何とも言えないようです。

 

指定文化財公開展「高畑町遺跡出土木製品」
2015(平成27)年11月3日(火)~11月29日(日)
10:00~17:00(入館は16:30まで) 月曜休館 入館無料
http://www.nishi.or.jp/contents/0002091100040004800236.html

 

 -歴史講座・現地見学会など, 西宮市立郷土資料館,

  関連記事

郷土資料館

巡礼と石仏

第35回特集展示 「巡礼と石仏―甲山八十八ヶ所―」 2011年9月10日(土)~10月30日(日) 

西宮の石造物

2013年10月16日(水)の歴史講座 「西宮の石造物-西宮歴史調査団の 活動からわかった新たな歴史

老松古墳現地説明会

2012年6月3日、苦楽園にある西宮市指定史跡「老松古墳」の史蹟整備が完了したことに ともなう現地説

高畑町遺跡出土木製品

毎年11月に西宮市立郷土資料館で開催される西宮市内の指定文化財を紹介する 指定文化財公開展は、今年度

東六甲採石場 国史跡指定記念セミナー

「『大坂城石垣石丁場跡 東六甲採石場跡』とは何か」というセミナーが プレラホールで開催され、多くの人

阪神沿線ごあんない―にしのみやの郊外生活―

西宮市立郷土資料館で開催の、阪神沿線7館合同企画展 阪神沿線の文化110年 『阪神沿線ごあんない―に

大坂城石垣石丁場 東六甲石丁場跡

六甲山に広がる徳川時代の大坂城再築用の石切り場については今までにも 郷土資料館の学芸員による講座があ

西宮の民俗芸能

第37回特集展示 「西宮の民俗芸能―獅子神楽―」 2012年1月31日(火)~2012年4月1日(日

震災から20年を迎えて

阪神淡路大震災から20年の今年は特集記事や記念行事などいろいろな面での 振り返りの企画が見られますが

井戸からみた阪神地域

12月19日(水)の歴史講座「井戸からみた阪神地域―弥生から中世の発掘資料―」を 聴講した感想ご紹介