高畑町遺跡出土木製品 学芸員解説

西宮市立郷土資料館で開催中の指定文化財公開展は、昨年2014年に指定された
「高畑町遺跡出土木製品」(西宮市指定重要文化財考古資料)の展示です。

今日11月14日は学芸員解説があり、一日限定で展示(大きすぎて展示室のケースに
入らないため)の井戸枠がすごいということで、 歴史調査団の定例会でも時間を
割いて説明を聞きました。

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まずは展示ケースに並んでいる田下駄やしゃもじや木簡などの説明を聞きました。
そしていよいよ、高畑町遺跡第五次調査(ガーデンズ建築前の調査)で見つかった
奈良時代の大型井戸ですが、せっかくのいい機会だから組み立てるところから
見学できるようにとなっていて、保存処理の施された井戸枠の板がひとつずつ
包まれている状態で出てきました。

それぞれに番号が付けてあって順番に組み立てれば完成ですが、学芸員5~6人で
包みから出す人や組み立てる人や分担してもなかなか大変な作業でした。

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この四角い形でこれだけ大きな井戸は官衙(役所)などの公的な施設に作られたと
考えられるそうで、もしかしたら奈良時代の武庫郡の中心は西宮北口あたりだった?
のかどうかはもっと他にもそうとわかる痕跡が出てこないと何とも言えないようです。

 

指定文化財公開展「高畑町遺跡出土木製品」
2015(平成27)年11月3日(火)~11月29日(日)
10:00~17:00(入館は16:30まで) 月曜休館 入館無料
http://www.nishi.or.jp/contents/0002091100040004800236.html

 

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