憧れを込めて〇〇銀座と名付けられた場所は全国にたくさんあるが、鳴尾駅の南側にも「鳴尾銀座」があった。
ららぽーと甲子園の中にある、クリエートにしのみやにある『西宮流まちライブラリー』には、1989年に商店市場連盟が発行された『NISHINOMIYA WONDER MARKET』という冊子があるが、その時点で「鳴尾銀座商店会」として55店舗がマッピングされている。
55店舗の中には米屋・酒屋・魚屋などの日常品のお店の他に、銭湯があったりプラモデル屋や金物・呉服などの店も見える。
現在も同じ名前で残っている店は、ほんの数店だけ。
すでに商店会は無くなったが、長くあった「なるお銀座」の名残りの看板もこの写真を撮った(撮影は2011年)後しばらくはあったが、今は撤去されてもうない。
この鳴尾銀座の看板も、元はこの通りを跨ぐようにアーチ状だったという。
現在は『本郷学文筋』という名前になっている、42号線の本郷交差点から南に延びる道は、今は臨港線でいったん途切れて市立西宮東高校の敷地になっているが、もっと昔は「鳴尾競馬場」>>へと続く道で別名「競馬道」とも言った道。
またこの道を、スッカラカンになって帰るところから「おけら街道」とも呼ばれていたとか・・・。
ログ