2013年10月16日(水)の歴史講座
「西宮の石造物-西宮歴史調査団の 活動からわかった新たな歴史-」
を聴講した感想ご紹介します。
以前、調査団員として石造物調査にかかわっていたので、その調査結果から
何か新しい発見があったのか!?とドキドキしながら聞いていましたが、
大発見があったというわけではなく、今も継続中の「全部を調べつくす」と
いうことがとても重要なことなんです!というお話でした。
西宮市史などにも石造物の記載はありますが鎌倉室町時代頃のものが中心で、
編纂された昭和30年代のころには江戸時代のものはあまり関心を持たれて
いなかったようなので、西宮の江戸時代の石造物のすべて、というような
調査はこれが初めてのものになるようです。
これがどうすごいのかというと、例えばファッションの流行でもスカート丈や
肩パットの有無などから時代が分かるように、考古学の土器の形式の変遷の
ように、調査した灯籠を全部比較してみたら年号が入ってなくても形によって
時代が分かるなどの研究が進むかもしれないということです。
そういった様々な研究をするための正確な基礎データ集めが重要なので
興味のある方は一緒に活動しませんか?という調査団PR的な講座でした(笑)
(他には、西宮市指定文化財の石造物の紹介などもありましたが)
というわけで、先日下見の状況をご紹介しました現地説明会ハイキング
西宮歴史調査団と歩く旧西宮町 平成25年11月9日(土)
http://www.nishi.or.jp/contents/00022102000400048.html
もありますので、ただいま原稿のまとめを必死で取り組んでいますので、
興味がわいてきましたらぜひご参加くださいね。