以前、戸主が江戸へ行って子供たちだけが残されている家族を紹介しましたが、
それとはまた別の家でも戸主が江戸へ行って代判人がいるケースがありました。
こちらの家族には戸主千足屋万助の女房と子供たちが西宮に残されていました。
このとき見た限りでは寛政12(1800)年と享和2(1802)年の二冊に記載があり、
この間3年間は江戸に行ったっきりなのかなと気になりました。
その後、文化3(1806)年にもまだ江戸に居て、文化8(1811)年には帰ってきた
という記録を見つけました。
いつから行っているかわからないのと、途中の宗門帳が残っていない年度に
帰ってきていた可能性もなくはないのですが、おそらく約11年ずっと江戸に
行ったままだったのではないでしょうか。
奉公していたのか自ら商売していたのか、どんな仕事だったのでしょうね。
-活動日2020.9.30.(水) 団員10名+学芸員1名 郷土資料館にて-
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