人名を読んでいくうえで間違えそうだなぁと思っていた文字がとうとう出てきました。
「文」と「久」です。
下の写真の場合、当主は「久左衛門」で忰は「文之助」です。
こうやって並んで書かれているとあれっと思うのですが、最初に出てきた別の名前は
一人だけだったので「文吉」か「久吉」かどちらもありそうな名前で悩みました。
楷書で書く場合、「文」は三画目と四画目が交差していて、「久」の二画目と三画目は
交差していませんので、崩し字になってもその特徴は残っているはずなのです。
ただこれは、あくまでも基本的にはということであって、この冊子ではこうやって
確認してしまえばまだ区別しやすいほうだと思いますが、書く人のクセによっては
ほとんど一緒ということもあるようです。
-活動日2012.9.12.(水) 団員5名+学芸員2名 郷土資料館にて-
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