みんなの学美場

ミュージアムエデュケーション研究会2018「みんなの学美場(まなびば)」は
明石・神戸・阪神間の美術館や博物館など12の文化施設が連携し、
ミュージアムを活用した教育の可能性について考える研究会です。

とチラシに書かれているし、申込要綱には「所属(ある方のみ)」なんて項目もあって、
学芸員や学校の先生が勉強に行くようなものかと申込の(心の)ハードルが少し高かったです。
でも白鹿記念酒造博物館「江戸時代の本で見る酒蔵-はじめてのくずし字-」に参加すると
くずし字に興味があったからという歴史好きの一般の人が多くてほっとしました(笑)

まずは室内での講座で、史料を扱うときの注意点を聞きました。
次に配布資料を見ながら、書かれているくずし字を読むヒントを教わっては各自で
くずし字の辞書をひいて確認するという練習をしました。
その後、酒造りに関する用語が書かれたくずし字のパネルをグループごとに読み解き、
それを持って酒蔵館に移動し現物を見ながらの答え合わせをしました。

左写真奥・古以かき(ごいかき)
.   手前・勢以路(せいろ)       右写真左・くつ 右・桶具津(桶くつ)

紙史料の中から道具の名前を抜き出すのは準備する学芸員さんは大変だと思いますが、
実物とあわせて説明というのは面白く、白鹿さんならではの企画だと思いました。

参加者の感想で「次の開催を期待してます」という声が多く、カルチャースクールなどで
いきなりみっちり勉強するのではなく、まずはお試し的に参加してみるという機会が
あちこちの博物館などでもっとあるといいですね。

私としては古文書班の活動をする上で参考になったところもあるし、今までやってきた
説明の方法も間違ってなかったと確認できたところもあるし、勉強になってよかったです。

 

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ミュージアムエデュケーション研究会2018 みんなの学美場
白鹿記念酒造博物館「江戸時代の本で見る酒蔵-はじめてのくずし字-」
2019年1月14日(月祝) 開催分に参加

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