具足塚(ぐそくづか)古墳が西宮市史跡に指定され、現地見学会がありました。
場所は広田神社前バス停すぐ新池の東にあるこんもりした茂みの中です。
江戸時代の書物にも記載があり古墳があることは知られていたようですが、
私有地だったこともあり近代的な調査が行われたのは昭和49(1974)年で、
そのとき土器や鉄の刀や玉類が多く出土したので、かなり力のあった人物が
埋葬されていたのではないかと思われるそうです。
出土品の一部は郷土資料館に展示されています。
関学の方から続く上ヶ原台地の西南端に当たる場所になるそうで、今は
木や草が茂っていましたが、見晴らしの良い小高い場所にあるというのは
関学や仁川の古墳と似ているんだなと思いました。
また現在は盛土の一部がなくなって横穴式石室の石材が露出しているので
石材の大きさがよくわかり、昔の人は重機もないのにこれだけのものを
(たぶん甲山あたりから?)よく運んだなとびっくりしました。
今後は史跡公園などに整備されるかもしれませんが今は一般公開されて
いませんので、関心のある方は郷土資料館へお問い合わせください。