*

調査団 古文書班・120601・嘉永三年と六年

      2014/09/06

古文書班活動、前回紹介した年度違いの冊子について一例を紹介します。 
(文字を読み間違えていることがあるかも知れないことはご了承ください)


嘉永三年(1850)                   嘉永六年(1853)
   

一向宗鳴尾村乗誓寺旦那 
           医師太刀川 惟馨
           女房      たみ
           忰       致丸

基本的な内容はこの四行ですが、嘉永三年には惟馨69歳、たみ51歳、致丸14歳ですが
嘉永六年では惟馨72歳、たみ54歳、致丸17歳となります(当然ですが)。
このとき嘉永三年では惟馨の漢字はわりと崩れているのでなかなか読めないのですが、
嘉永六年では「馨」がかなり読めますよね。

また、三年では医師と書いてありますが六年では書いていないので、単に書き漏れかも
知れませんが医者をやめたのかもしれません。

それと、一行目の下の小さい文字には、三年には「当町三砂屋 源左衛門かし家」
六年には「当町八百屋 喜兵衛かし家」となっているので大家さんが変わったのか
もしかしたら引越ししているのかもしれません。

このように似た内容の冊子をやっている人と協力しながら、翻刻に取り組んでいます。

              -活動日2012.6.1.(金) 団員10名+学芸員1名 郷土資料館にて-

 

西宮歴史調査団についてのお問い合わせは西宮市立郷土資料館まで。
西宮市川添町15-26  tel:0798-33-1298   月曜休館

 

 -古文書班

  関連記事

調査団 古文書班・150821・養子

宗門帳には、人物が移動した場合には理由が書かれている場合があります。 小さい字だし、翌年度に新しい冊

調査団 古文書班・130315・伜の結婚

嘉永四(1851)年借地一向宗門帳は50軒ほどだったので早く終わり、 次は翌年嘉永五(1852)年分

2012.5.9.

調査団 古文書班・120509・調査活動開始

西宮歴史調査団の新しい調査活動「古文書班」の活動が始まりました。 古文書班は西宮市所蔵文書のうちの西

調査団 古文書班・130917・真言宗旦那寺

真言宗の寺は西宮町に一つと、そのほか現西宮市域にいくつかあったようで いろいろな村名が出てきました。

調査団 古文書班・151007・引越

移動理由で一番多いのはやはり引越しです。 以前も書きましたが、引越・変宅・別宅 と似たような意味合い

調査団 古文書班・船坂の善照寺

古文書調査中、私にとってちょっと気になる地名発見。 Related Posts:調査団 古文書班・1

調査団 古文書班・150527・トライやるウィーク

今日はいつもの部屋が使えなくて小さい部屋で作業だったので、そして 見学の方が二人も来られていたのでや

調査団 古文書班・160106・よく似た崩し字

新春早々の調査活動日でした。 先月は都合悪く出席できなかったりしたのでほぼ一月ぶりで、なんとなく 頭

調査団 古文書班・130509・宗門帳の形式

西宮町は幕府領で大坂町奉行所の管理下にあったので、西宮町宗門帳は大坂での 形式にちかいものだそうです

調査団 古文書班・190724・代判人の書き方

西宮町宗門帳の調査は、昨年度までは浜東町(現用海町や石在町東側あたり)、今年度からはその西隣の浜石在