なるほど・ザ・方言!!

昨年一昨年と取材させてもらった親と子の郷土史講座ですが、第31回の
今年は私の都合で一回だけしか行くことが出来ませんが、本日
「なるほど・ザ・方言!!~西宮・阪神間の方言を調べてみよう~」という
内容を上ヶ原小学校の西本先生に教わりました。
<平成27年8月13日(木) 13:30~15:00>

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方言といえばテレビ番組で県民性を紹介するものがあったり、ちょっと前には
アホとバカの境目を調べたものがあったりと、なかなか興味深い話題ですが、
西宮の言葉は大きく言えば関西弁ですが、大阪と神戸にはさまれた立地なので
どこかにその境界線があるのではないかと今回気になったそうです。

まずは一般的に言葉は京都や江戸など都市部から地方へと同心円状に伝わるとか、
兵庫は江戸時代の五つの国が合わさった広い範囲なので北と南でかなり違うとか、
人の移動があまり盛んではなかったことや大きな川や険しい山などの交通事情の
悪い場所で境界ができやすいなどの話を聞きました。

その後紹介された、昭和33年に甲南女子大学の鎌田良二教授による須磨から
宝塚を含めて大阪までの阪神間で1800人を対象にした研究では、神戸の御影と
本山の間あたりで大阪弁と神戸弁の比率が大きく変わるという結果が出て、
地理的要因があるとすれば住吉川が境界のひとつと考えられるそうですので、
西宮の言葉は大阪弁寄りだということがわかりました。

篠山出身の西本先生が好きな方言は「べっちょない(大丈夫)」だそうですが、
播磨出身の知り合いもたまに言ってるなぁと思い出しました。
自分が喋ってる言葉が方言だとはなかなか意識しませんが、私のよく使う方言は
地元西宮の言葉ではありませんが「ぴりぴり」です。
たしか丹波但馬の方の言葉だったと思うのですが、雨の降る様子を表していて、
ぽつぽつよりさらに細かく霧雨が降ってるか降ってないかというような状況を指す
そうで、今までの私の語彙にはなかったものなのでそのまま使っていますね。

この二年ほどは何か物を作るとか歴史系の内容が多かったのですが、
こういった民俗学的な話も面白かったです。

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