6月29日に行われた西宮貝類館の渡部哲也氏の案内による香櫨園浜の生き物調査に参加された髙橋正晴さん(阪神南地域ビジョン委員)から情報提供をいただきました。(写真提供:髙橋正晴さん)
夙川河口の香櫨園浜に『ハクセンシオマネキ』というカニが数百匹?生息しており、繁殖期を迎えた雄が体の倍はある鋏をフリフリしてダンスをしているそうです。
写真の『ハクセンシオマネキ』はエビ目・スナガニ科に分類されるカニの一種ですが、各地の干潟の消滅で数が減ってきており、環境省の準絶滅危惧種に指定されている生き物です。
このカニは、雄の片方の鋏脚だけが異状に発達して、扇(白扇)のような鋏になり、フリフリダンスをして雌を誘います。
可愛いダンスは一見の価値がありますよ。
でも、貴重な種なので 観察するだけにしてくださいね(^_−)−☆
7月いっぱいぐらいは観察できるようなので、梅雨の合間に香露園浜に散歩がてらに出かけてみては如何でしょうか。
山あり、川あり、海あり・・・・
こんな可愛いフリフリダンスが見られる、自然豊かな西宮の環境は守りたいですね。
最近、香櫨園浜でのバーベキュー人口が増えて、ゴミが問題になっていますが、ゴミはちゃんと持ち帰りましょう。
特に、バーベキューの炭は自然には返らないものですので、ご注意を!!
炭って、自然に返りそうなイメージですが、一度炭化してしまうと、きれいな砂浜を汚すだけの物体になるんだそうですので、気をつけましょうね。