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昌林寺

      2014/09/11

西宮歴史調査団の月例会で、JR西宮の少し南にある津門の昌林寺に
文化財見学に行きました。

2013.7.13.

ご本尊の木造阿弥陀如来立像は国指定重要文化財で、安阿弥様といわれる
鎌倉時代後半期の形式で作られています。
脇侍の勢至菩薩像と観音菩薩像は西宮市指定文化財で、こちらは作風から
室町時代前半ころの作品だと思われます。
http://www.nishi.or.jp/~kyodo/sitei/syo-amid.htm

仏像の前に金網が張られているのでお顔などちょっとわかりにくかったのですが、
側面からも見えるようになっていて、阿弥陀様のりりしいお顔や両脇侍が
いままさに歩き出そうとしているやや前のめりの姿勢などがよくわかりました。

また、木造善導大師座像(中国唐代の高僧で浄土教の開祖)も国指定重要文化財で、
作風から鎌倉時代の作とされていましたが、阪神淡路大震災で被災したので
修復したときに、元徳二(1330)年の銘があるのが見つかったそうです。http://www.nishi.or.jp/~kyodo/sitei/zendo.htm

2013.7.13. 2013.7.13.

寺伝では多田の源満仲の子の美丈丸(後の源賢)をいさめるために家来の息子の
幸寿丸が身代わりになって死んだので、改心した美丈丸が後に供養のために
昌林寺を建てたのだそうです。
また今昔物語では源満仲の殺生三昧を悲しんだ子の源賢が父をいさめて
出家させたなどの伝承もあります。

どちらにしても源氏とのつながりがあるようで、そのせいか源満仲の子で、
大江山の鬼退治をした源頼光とその四天王の供養塔や坂田金時手植えの松
(今は枯れている)などいろいろありました。

江戸時代の嘉永二(1849)年に作られた道標(下写真)にも「頼光卿御影堂」とあり、
頼光像をまつっていたものか、伝説ゆかりの寺として有名だったようです。

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