尼崎でシンポジウム「市民と共にあゆむ博物館」が開催されました。
博物館と市民ボランティアのかかわりをテーマに、西宮市立郷土資料館の学芸員さんが
西宮歴史調査団の事を紹介するというので聞きに行きました。
姫路市立美術館・明石市天文科学館・西宮市立郷土資料館・尼崎市立文化財収蔵庫が
各館の活動を紹介しました。
姫路と明石はまずは友の会などからはじまり、その中から興味のある人には
ボランティア活動に参加してもらい、事務的な作業の補助やイベントの手伝いや
展示解説の担当などもしたりと、それぞれに特徴がありおもしろそうでした。
美術館科学館と歴史系博物館との違いはいろいろありますが、ボランティア活動と
いうのは生涯学習の場の提供するということであり、自館のファンを増やすこと
でもあるというお話もありました。
そしてボランティア参加者には、勉強会などで知識を与えられることから始まって、
さらに自分で調べて勉強するというだけでなく、それらの事を発信する側になり
館と一般客の間をつなぐ、ということを期待されているようです。
私としてはいい加減な気持ちで調査の手伝いをしているわけではありませんが
発信することや文化財の保護活用についてなど深く考えているわけではないので、
もうすこしちゃんと考えるないといけないのかなとちょっと耳の痛い話でした。
でもまずは、歴史に興味があるという程度の参加理由ですが、自分が楽しんで
無理せず長く続けられたらいいのかなとも思いました。