*

西宮神社の石灯籠に誘われて

      2014/11/17

市民が語る「西宮いまむかし物語」@にしきた 第2弾
「西宮神社の石灯籠に誘われて ~私が千葉まで旅した“わけ”~」
2014年11月14日(金)に北口図書館でありました。

実はこの講座の講師は西宮歴史調査団の石造物班の団員の衣笠さん。
西宮神社調査でたまたま担当した場所にあった灯籠に「上総国蓮沼村」の
寄進者がいたことが気になり、千葉まで行ってきたというお話しでした。

下の写真が西宮神社にあるその灯籠で、元禄2(1689)年に寄進されています。
上総国の人ですが善塔や乙馬など西宮でよく見る名前が刻まれています。

141113CIMG9063rx 141113CIMG9065rx
上総国蓮沼村は今は千葉県山武市にあたり、そこの五所神社(祭神は天照大神)
にある灯籠は、阪神間では見かけない竿や火袋がぷっくり丸みのある形のもの
でしたが(下右写真)、貞享3(1686)年に寄進されたもので、西宮神社の灯籠に
あるのと同じ名前やよく似た名前が刻まれているということでした。

s141114CIMG9075 s141114CIMG9080
141114CIMG9085rr
江戸時代はじめころ、大坂佃の漁民が江戸に出て定住して佃島という地名が
出来たという話は有名ですが、同じように西宮の漁民も関東方面に出て行って
交流したり定住したりしてたようです。
そして地元の神社も信仰して、故郷の海の神様のえべっさんへの信仰も深めて、
灯籠を奉納したのでしょうか。

 

調査団として地元の石造物調査をすることそのものもおもしろいけれど、
そこからさらに気になったことを独自に調べてみるのもたのしいですと
おっしゃってましたが、千葉まで行ってしまうなんてすごい行動力ですね。

 -歴史講座・現地見学会など, 石造物班,

  関連記事

2012.7.17.

調査団 石造物班・120717・F稲荷地区

梅雨明けした今日の西宮神社も暑かったですね。 今日は拝殿左側の摂社末社のあたりを調査中なので木陰があ

西宮発掘調査速報

2014年4月23日(水)の歴史講座 「西宮発掘調査速報―発掘調査からみた西宮地域史の課題―」 を聴

調査団 石造物班・変化する境内

用事で近くへ行ったので西宮神社へ寄ったのですが、調査活動はしていませんでした。 ところが代わりにちょ

調査団 石造物班・161130・広田神社

今年度、日野神社からスタートした石造物班が広田神社の調査に取り掛かっています。 「西宮」の名前の元と

調査団 石造物班・131022・C南宮地区

久しぶりに石造物班の調査を見に行きました。 赤門を入ってすぐ左手のあたりを取り掛かっていました。

西宮の橋を調べる―橋と川の郷土史―

2014年12月17日(水)の歴史講座「西宮の橋を調べる―橋と川の郷土史―」 を聴講した感想ご紹介し

井戸からみた阪神地域

12月19日(水)の歴史講座「井戸からみた阪神地域―弥生から中世の発掘資料―」を 聴講した感想ご紹介

高畑町遺跡出土木製品 学芸員解説

西宮市立郷土資料館で開催中の指定文化財公開展は、昨年2014年に指定された 「高畑町遺跡出土木製品」

調査団 石造物班・121214 ・A道路地区

久々に石造物班の活動を見に行ってきました。 夏の調査は暑くてたいへんでしたが、今日は日向を探してしま

西宮市立郷土資料館

百姓逃散

第34回特集展示 「百姓逃散―江戸時代の百姓ストライキ―」 2011年4月26日(火)~7月10日(