松谷武判(Matsutani Takesada)

松谷武判

吉原治良に師事し、具体美術➡協会会員 となった作家。
現在は西宮とパリを半々に住み活動を続けている。

2002年には西宮市民文化 2014年西宮船坂ビエンナーレの時の作品 賞を受賞し、西宮市大谷記念美術館に所蔵されている作品も多い。

松谷武判
『文教住宅都市宣言50周年・平和比較都市宣言30年・環境学習都市10周年の記念誌~未来につなぐ ふるさと西宮~」 2013年発行

2013年、西宮市の『文教住宅都市宣言50周年・平和比較都市宣言30年・環境学習都市10周年の記念誌~未来につなぐ ふるさと西宮~」の座談会の時には、当時の西宮船坂ビエンナーレと絡めて次のように語っている。

戦後、表現の自由・創作の場を広げて出来たのが私が所属した「具体美術協会」です。1954年に17名で結成され、私は1959年22歳の時に参加しました。
芦屋海岸の約3700坪の松林に作品を設置する、今で言うインスタレーションを行ったり「舞台を使用する具体美術」では、美術・舞台芸術をを超える、いわゆるハプニングパフォーマンスと言われるものをなってのけました。
船坂ビエンナーレも生活の場で共同制作し、市民の参加で今までにないものを設置しました。
理屈抜きに感じあうあの開放感がいいですね。

松谷さんは、涼宮ハルヒの憂鬱シリーズでの聖地としてもよく知られている西宮北口駅の近くにある珈琲屋ドリームとも縁が深く、店の壁には作品が飾られている。
そのことについても、この記念誌の中で次のように語られている。

「アートとまちおこし」いい言葉ですね。
私は今、フランスと西宮を行き来する生活をしており、帰国したら西宮北口の喫茶店に作品を飾らせていただいています。そこはお茶を飲むのが目的の場所ですから、画廊に飾るのとは違うんですが、大好きな西宮と、どこかでつながりたいという気持ちでやっています。

投稿日時 : 2019-12-20 20:04:58

更新日時 : 2022-10-01 12:11:11

この記事の著者

編集部|J

『西宮流(にしのみやスタイル)』の立ち上げ時からのスタッフ。
日々、様々な記事を書きながら西宮のヒト・モノ・コトを繋ぎます。

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