開門神事・福男選び

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西宮神社 福男

福男の起源は定かではないようだ。商売繁盛の神様としてえびす様を崇敬していた商人が、少しでも早くえべっさんにお参りしたいと、家から走って参拝した『走り参り』が始まりと考えられている。

神社では1月9日の深夜0時に神社のすべての門を閉じて忌籠が行われ、10日の午前4時から十日戎大祭が斎行される。
その後、午前6時に大太鼓の合図で表大門前で開門神事講社・講長の平尾亮氏>>の「開門」の発声で 赤門>>が開かれ、お参りが許される。

今の『福男選び』では、その前夜のくじ引きで当たりくじを引いた108人のAグループと150人のBグループが赤門の前に待機し、「開門!」の掛け声とともに一斉に境内に走り込む。
表大門(赤門)から、本殿までの230メートルを走り抜き本殿前で待ち構える3人の神職に抱き留められた3人が、そぞれぞれ一番福・二番福・三番福となる。

近年、この開門神事・福男選びがテレビニュースで取り上げられるようになってから一躍全国に知られるイベントとなっている。

黄色い法被

2008年からは、福男の3人には記念に黄色い法被が贈られる。
また最近の福男選びでは、くじで選ばれた参加者(AブロックおよびBブロック当選者)に黄色い手袋を配り復興祈願を込めている。
これは東日本大震災後「東北の被災地にエールを送る」➡︎ という思いを込めて使用し始めた。

クジに当たった参加者がつける黄色い手袋(写真の方は平尾講長)

現在では東北でのイベント(釜石の韋駄天競争や女川の復幸男)でも使用され「西宮と東北をつなぐ絆のシンボル」となっている。
また、十日戎期間中は境内で震災復興のグッズなどの販売もしている。

ところで、この福男とは、みんなに福を授ける人のこと。
福男になると「その年の福を一身に集める」ような取り上げ方もされているが、本来は「福」を、周囲に分け与えることができる人という意味。

開門神事・福男の副賞
一番福・えびす様の御木像(大)、えべっさんの酒菰樽、えべっさんの米1俵、半被
二番福・えびす様の御木像(小)、えべっさんの米1俵(60kg)、半被
三番福・えびす様の御金像、八喜鯛(焼き鯛)、半被

1月10日午前6時からの開門神事に参拝された方には、開門参拝の証が先着5000名に配られているので、走らなくても10日の早朝にお参りする方も多い。

<過去の開門神事・福男選びの記事や動画>
2020年の福男選びの記事➡︎
2019年平成最後の福男選び➡
2018年福男選びの動画➡︎
2017年➡︎
2016年➡︎
2016年(福男に向かって、直線の参道を走る!!)➡︎
2015年➡︎
2014年➡︎
2013年➡︎
2013年の記事はこちらから⇒
2012年➡︎
2011年➡︎
2010年➡︎
2010年(西宮神社の福男選びスタートダッシュ)➡︎
2009年➡︎

【 福男の走る道 】

1月10日の午前6時に表大門(赤門)が開かれ、そこから3つのカーブを抜けて、門から約230メートル先の本殿のゴールまでの道筋をご紹介。

赤門から少し右斜めにまっすぐコンクリートの参道
②最初の角を右に曲がると石畳の長い直線の参道
③二番目の角を左に曲がるとすぐ目の前に審判のクスノキが
④最後は右に本殿への坂を駆け上がりゴール

==西宮神社からのご提供写真で昔の様子==

福男選び
<昭和 28年>
福男選び
<昭和 28年>
福男選び
<昭和30年代>
 
福男選び
<昭和30年代>
 
福男選び
<昭和32年>
 
福男選び
<昭和32年> 
福男選び
<昭和35年>
福男選び
<昭和37年>
福男選び
<昭和40年代>
福男選び
<昭和40年代>

「福男選び」は、今は西宮神社の「開門神事講社」が取り仕切る神事になっている。
開門神事講講長・平尾さんの2011年のインタビュー記事はこちら➡︎

2011年の東日本大震災以来、東北で始まった西宮神社の福男選びを参考にしたイベントがある。
どちらも「津波から走って逃げる」と言うことの意識づけも狙って開催されているが、開門神事講講長・平尾さんが現地に行ったりと言う交流も続いている。
一つは 節分行事に合わせて行う岩手県釜石市の「韋駄天競争」
もう一つは宮城県女川町で3月11日に行われる「津波伝承 女川復幸男(ふっこうおとこ)」関連記事はこちら➡︎

27年(2015年)は、東日本大震災被災地の「復幸男」が招かれ、スタート時の開門役を担った。この後も、2019年には釜石の韋駄天競争の福女、2020年は再び女川の「復幸男」の実行委員が門押さえ役を勤めている。

復幸男については、こちらの記事 ⇒
「西宮流」トピックス女川町復幸祭に西宮神社開門神事講社・福男が参加支援

関連記事はこちら➡︎

西宮神社の公式サイトはこちら➡︎

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