開門神事の起源は定かではないようだ。商売繁盛の神様としてえびす様を崇敬していた商人が参拝したのが始まりと考えられている。
現在は1月9日の深夜0時に神社のすべての門を閉じて忌籠が行われ、10日の午前4時から十日戎大祭が斎行されます。
その後、午前6時に大太鼓の合図で表大門が開かれますが、昔は早くお参りしたいと家から走って詣った事が今の福男選びの始まりとされているようだ。
近年、10日早朝の福男神事がテレビで取り上げられるようになってから一躍全国に知られるイベントとなっている。
2008年から福男上位3人には記念に黄色い法被が贈られる。
また福男選びでは、くじで選ばれた参加者(AブロックおよびBブロック当選者)に黄色い手袋を配っている。
これは東日本大震災後「東北の被災地にエールを送る」という思いを込めて使用し始めたが、現在では東北でのイベントでも使用され「西宮と東北をつなぐ絆のシンボル」となっている。
ところで、この福男とは、みんなに福を授ける人のこと。
福男になると「その年の福を一身に集める」ような取り上げ方がされているけれど、本来は「福」を、周囲に分け与えることができるという意味。そのために走り参りするということを、福男目指して走る人もそれを応援する人も心して欲しい。
1月10日午前6時の開門神事に参拝された方には、開門参拝の証が先着5000名に配られている。
2020年の福男選びの記事➡︎
2019年の福男選びの動画➡
2018年の福男選びの動画➡︎
【 福男の走る道 】
1月10日の午前6時に赤門が開かれ、そこから3つのカーブを抜け、約230メートル先の本殿のゴールまでの道筋をご紹介。
赤門から最初の約50メートルの直線を望む
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天秤カーブといわれる第一関門 足元がそれまでの直線のコンクリートから、石畳に変わる。
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約100メートルの直線の参道
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左にカーブした所にある参道の真ん中の楠(審判の楠…と呼ばれている)
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最後の拝殿へと上がる板坂(例年、ここで転ぶ人が続出している。魔物の角・えびす坂と呼ばれている)
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本殿前にある、壱の札
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<平成26年>
<平成25年>
赤門開門から本殿前まで、そしてインタビューまでを編集した動画⇒
<平成24年>
<平成23年>
<平成22年(2010年)の激走の様子>
<平成21年>
==福男今昔==
<昭和 28年>
<昭和30年代>
<昭和32年>
<昭和35年>
<昭和37年>
<昭和40年代>
<以上、古い写真は西宮神社からご提供いただきました>
27年(2015年)は、東日本大震災被災地の「復幸男」が招かれ、スタート時の開門役を担います。
(復幸男については、こちらの記事をご覧ください。 ⇒
「西宮流」トピックス女川町復幸祭に西宮神社開門神事講社・福男が参加支援)
今年も西宮流は福男決定の瞬間に立ち会ってきます。感動をみなさまにもお伝えいたします。