神社と人々の結びつきは深い。
兵庫県第一の古社・廣田神社をはじめとして西宮にもたくさんの神社があるが、その中には御朱印を授与していただける神社も多くある。
西宮市内を歩くとき、神社に立ち寄って見るもの楽しみの一つかも??
市内の御朱印がいただける神社を集めてみた。
<青のピン:御朱印がいただける神社>
公智神社
西宮市山口町下山口3-14-30 078-904-2251
山口の氏神で、廣田神社とともに延喜式にも名がある由緒ある神社。
御祭神は木の祖神「久久能智神(くくちのかみ)」
孝徳天皇が有馬温泉に行幸された時、行宮造営の材木のすばらしい事を喜んだ天皇が「この山は功ある山なり」と言われたところから、功地(こうち)と呼ばれるようになったといわれている。
7基のだんじりが出そろう秋まつりには、地元に帰ってくる人や見物客などで賑わう。
名塩八幡神社
西宮市名塩1丁目2-3 0797ー61ー0210
<御朱印は、毎月1日15日の午前中のみ>
創設年は不明だが文明年間(1469~1486)以前と推定されている。
現在確認できる一番古い年号は石の鳥居の寛延4(1751)年の銘。
だんじりが出る秋祭りと名塩八幡神社の左義長(とんど)は多くの人で賑わう。
とんど焼きは早朝からの点火となる。
越木岩神社
西宮市甑岩町5-4 0798ー31ー0009
創立年は不明。
ご神体は、酒米を蒸す時に使う「甑(こしき)」という道具に似ていることから「甑岩」と名づけられた大岩(花崗岩)。
古代から甑岩を霊岩として信仰を集めてきた。
江戸時代正保年間(1644年頃)に社殿が再建されて西宮神社より蛭子大神を勧請し、蛭子太神宮とも称した。
境内には、みごとなヤブ椿の自生林があり3月末ごろには『つばき祭り』も斎行される。
名次神社
西宮市名次町13 798-74-3489(廣田神社内)
<廣田神社の摂社なので、御朱印の件は事前に廣田神社に要連絡>
ご祭神は天御中主神というが明らかでなく、祈雨や治水の雨の神様のよう。
現在の地に鎮座したのは明治41年のようで、境内には『景勝名次山』の石碑がある。
須佐之男神社
西宮市郷免町2-1 0798ー26ー7609
芦屋との市境に近いところにあり、森具の宮ともいう。
主祭神は須佐之男命(スサノオノミコト)
こじんまりした境内に11の末社が祀られている。阪神淡路大震災で大きな被害を受け、その後再建された。
廣田神社
西宮市大社町7-7 0798ー74ー3489
兵庫県第一の古社。「日本書紀」に、神功皇后摂政元(201)年に創建されたことが記されている。
廣田神社は、京の都から見て西方にある特別に重要な神社だったことから、中世の貴族達は「西宮」と別称し、「西宮」参拝、「西宮」下向と称したことが「西宮」の名前の始まりだったと言われている。
境内のコバノミツバツツジの群生は県指定天然記念物。
春の花の時期の見事な群生は、大勢の方々で賑わう。
上ヶ原八幡神社
西宮市上ヶ原山田町4-93 0798-52-2257
<御朱印の件は、事前に要連絡>
応神天皇を祭る。上ヶ原が開発された頃に勧進された。
二の鳥居は西宮で一番古い鳥居で、阪神間でも二番目に古い明神系八幡鳥居。
岡田神社
西宮市岡田山66 0798ー74ー3489(廣田神社)
<御朱印の件は、事前に要連絡>
神戸女学院の学校の敷地の中にある神社。
延喜式の神名帳に名前が見える。現在は廣田神社の摂社。
大市八幡神社
西宮市若山町3-31 0798ー64ー0670
樹齢400年を超える楠のご神木がある『大市の八幡さん』は、古くは下大市・上大市・段上・門戸・高木の5ヶ村の郷社だった。
ご神木の楠は、西宮市の指定天然記念物に指定されている。
紀元二千六百年記念として奉納された、日露戦争時の戦利品が境内にある。
日野神社
西宮市日野町2−51 0798ー67ー8141(熊野神社)
<御朱印の件は、事前に要連絡>
主祭神は天照皇大神。
古くは瓦林(河原林)荘と呼ばれていたようで、康安年間に瓦林弾正左衛門が瓦林城の鎮守として城内に日野神社を創建したと言われている。
周囲の森は「日野神社社叢」としてひょうごの森百選に選ばれている。
熊野神社
西宮市熊野町3−26 0798ー67ー8141
甲子園口の北、熊野町にあるこの神社は伊邪那美尊(いざなみのみこと)を祀っている。
境内には、日本の算学の祖と言われる毛利勘兵衛重能(しげよし)を祀った算学神社にお参りする人も多い。
甲子園八幡神社
西宮市上甲子園4ー4ー11 0798ー34ー1298
拝殿正面にある『四社大神宮』の扁額が安政6年記載と言われ、拝殿前にある石灯籠の刻字には天和2年という文字が読める。
西宮神社
西宮市社家町1-17 0798-33-0321
福の神のえべっさんを祀る戎神社の総本社。地元では、親しみと敬愛を込めて「えべっさん」という。
1月10日の「開門神事・福男選び」は、テレビでも取り上げられ遠くから参加する人も多い。
国宝の三連春日造の本殿は昭和20年に戦火にあったが、昭和36年に桧皮葺から銅板葺に 変えて再建された。
東に向いて建つ表大門(おもておおもん)は、通称赤門(あかもん)と呼ばれており、その左右に連なる大練塀(おおねりべい)と共に 重要文化財に指定されている。 (2020年赤門の修復工事がされた>>)
南宮神社
西宮市社家町1-17 0798-74-3489(廣田神社)
<御朱印の件は、事前に要連絡>
祭神は豊玉姫神・市杵島姫神・大山咋神・葉山姫神が祀られている。
西宮神社の境内にあるが、廣田神社の摂社で「浜南宮」とも呼ばれていた。
松原神社
西宮市松原町2-26 0798-33-2143
御祭神は菅原道真公。天神様と親しまれている学問芸術の神様。
菅原道真が九州の大宰府に流される途中で、このあたりの美しい松原を見て休息したと伝えられており、後世ここに祠を建てて祀ったものと言われている。
津門神社
西宮市津門西口町14-15 0798-33-1653
御祭神は天照皇大神。
神社の境内にある由緒には「津門神社の発祥は六甲山脈を背に務古の里にある。務古の里は古来、自然の良港で津登、津奴、津門との名称がある。」とある。
福應神社
西宮市今津大東町1-28 0798-26-0769
創建年代は不詳。
かつてこの地に神霊が降臨し「この地に祀れ」という神託があり、浦人たちが浄地を選び、大和国三輪の里の古社から御神体を勧請して奉斎したのが始まりと伝えられる。
文禄年間(1592~96)に後陽成天皇の名代参拝があり、「福に応ずる宮」すなわち福応神社の社号を賜った。
舟形のだんじりがある。
甲子園素戔嗚神社
西宮市甲子園町2-40 0798-41-4556
元禄元年や天保年間の再建の記録から、創建は300有余年前と推測される。
神社にある古地図(273年前)を見ると、鳴尾村と今津村の間に流れる枝川と申川の三角州の頂点辺りに『西鳴尾氏神』と記されている。
甲子園球場の横にあることから、近年は必勝祈願のお参りも多い。
野球のボール型やベース型などのお守りがある。
東鳴尾皇太神社
西宮市東鳴尾町2-102 0798-34-1298(甲子園八幡神社)
<御朱印の件は、事前に要連絡>
主祭神は天照皇大神。
境内の案内板には「当神社ハ関係文書亡失致シ創立ノ年代等ヲ詳ニセザルモ古老ノ傳ニヨリ元禄4年(1691)3月ノ創建ト傳フ即チ徳川綱吉公ガ当地ノ領主ニ命ジテ勧進セニモノト言フ」と表記。
岡太神社
西宮市小松南町2−2−8 0798ー47ー6613
西宮市内でも古い由緒ある神社。
御祭神は天御中主大神(あめのみなかぬし)でイノシシの狛犬が社を守っている。
五穀豊穣をもたらす静止打神事(ししうちしんじ)の言い伝えから、静止(しし)を猪にかけて、猪は恵美須大神の使いとされ、この昔話を後に伝えるために静止(猪)の狛犬が設置された。
境内には平清盛の長男・重盛の墓と伝えられる石塔もある。
白山姫神社
西宮市小曾根町4−7−22 0798ー47ー6071
主祭神は白山姫大神(シロヤマヒメノオオカミ)。
正親町天皇の御代室町時代に石川県加賀国白山比咩神社より勧請されたとも言われている。