トンネルを抜けてしばらく歩くと、右側に親水公園があり、山側にに桜の園（亦楽山荘）の看板が。
親水公園ではお弁当を広げるグループの姿も多い。
桜博士と呼ばれる笹部新太郎氏が桜の研究のための演習林を再整備し、桜の園として保存されている。
水上勉の『櫻守』のモデル＞＞

桜の園は結構急なアップダウンになるので注意！！
春の山桜の時期は、とてもきれい。

2004年の水害時にトンネル内の枕木が全て流された。

長尾山第一トンネルを抜けると目の前の景色が広がる。

迫力のある鉄橋は、鉄道ファン、鉄橋ファンにも人気。
溝滝尾トンネルの中から鉄橋を望む構図は、人気の撮影ポイント。
長さ76mの鉄橋が宝塚市と西宮市の境になる。

溝滝尾トンネルの下流側には、枕木が積まれている場所があったり、レールの落石よけがあったりと見所の多い所。
レールに刻まれた刻印などを探す姿もある。

溝滝尾トンネルと北山第二トンネルの間がいちばん急流で、渓谷美が楽しめる。
十次郎ケ淵、鯰ケ淵などとも呼ばれ、運が良ければカヌーが下る様子に出会うこともある。
男滝、女滝の溝滝もある。

ハイキングコースでは一番長いトンネル。
トンネルの中に入ると、レンガ造りのトンネルを後にコンクリートで継ぎ足した跡が見える。

トンネルの横と渓谷の間に少し空間があるが、トンネルができる以前はこの渓谷側に線路があったという。
北山第一トンネルができたのは1922年（大正11年）。

北山第一トンネルをすぎると見えてくる大きな岩が高座岩。
昔はここで雨乞いをしたと言われている。

高座岩の手前に対岸に見えてくる鉄骨は、以前に計画されていたダム計画の調査の鉄骨のようだ。

どん尻川にかかる姥ケ懐川橋梁は、石積みの橋脚。

名塩川の源流は赤坂峠付近。名塩和紙を支えて来た流れ。
名塩川は水上勉の「名塩川」のモデル＞＞。

軽車両の進入を阻む小さな柵を越えたら、枕木の道が待っている。
廃線跡を歩くワクワク感が高まる。
生瀬駅／名塩駅のどちらからでも、ここまで約15分。

コースの下流側の始まりの少し手前に仮設トイレ。
コースの中にはトイレがないので気をつけよう！！