山桜に会いに武庫川渓谷に沿って続く、旧福知山線の廃線跡を歩いてみた。(2019年4月16日)
武庫川渓谷のハイキングとして、この桜の時期や紅葉の秋には大勢のハイカーでにぎわう。
武庫川に沿って、下流域(生瀬・名塩)から歩く人と、上流域(武田尾)からの両方の人の流れがあるが、下流から行く人の方が多い。
廃線敷はほとんど平坦なので、どちらでも大丈夫。
ただ、枕木が残っていたり砂利の中を歩いたりするので、足元は歩きやすい靴が必須。
また、道中長短6つのトンネルがあり、最長は413m。全く明かりがない暗闇なので懐中電灯がないと歩けないのでご注意♪♪
生瀬駅・名塩駅から廃線敷スタート地点までは徒歩約15分。
全長約4.7㎞の廃線敷ウォークには途中にはトイレがないので、これもくれぐれも注意♪♪、
駅にあるマップをとって、さあ歩こう♪♪(今回は下流域から)
<マップのPDFのダウンロードはこちらから➡︎>
今日の目的は、山桜のある景色。
廃線敷入り口。真っ青な空に新芽が綺麗な木々が出迎えてくれる。
少し歩くと、左手から名塩川が合流してくる。(名塩川橋梁)
早速、対岸の向こうに山桜が出迎えてくれる。
最初のトンネル(北山第1トンネル 319m)
変化する川の流れや、岩山などをみながら微妙に違う色の山桜をたしむ。
山桜は、葉と一緒に花が咲くので葉の新芽の色の微妙な変化が山桜の楽しさ。
二つ目のトンネルは北山第2トンネル。(413m)
長い北山第2トンネルを抜けると、急流が見どころ。
3つ目のトンネルは溝滝尾トンネル(149m)
このトンネルの出口から見える鉄橋は迫力♪♪
第2武庫川橋梁からの山桜。
4つ目のトンネルは長尾山第1トンネル(306m)
長尾山第1トンネルを抜けると、行く手に見える一段と綺麗な山桜の群生。
かつての笹部新太郎氏の桜の演習林のあたり。
今は、宝塚市の里山公園・桜の園(亦楽山荘)として、櫻守の会の皆さんが手入れをされている公園。
桜の園に向かって歩いていくと、こんなプレートが。
この辺りは、暴れ川の異名を持つ武庫川が暴れるエリア。
2014年8月の台風の時の土石流によって大きな被害を受けながらも、ボランティアの方々の手入れも受けて今年も綺麗な花を咲かせた。
大勢の人たちがお弁当を食べる光景が見られる親水公園の山側に、桜の園(亦楽山荘)が広がる。
一周約30〜60分と書かれた周回路を歩いた。
入り口からすぐ左の桜坂/さくらの道をチョイス。
ひたすら山桜の幹を見て登るほどの急坂(急階段)
しばらく登って、ようやく山桜を楽しんだ。
桜の園を後に、すぐそこに見える5つ目のトンネルは長尾山第2トンネル(147m)
最後の6つ目のトンネルは、長尾山第3トンネル(91m)
長尾山第3トンネルを抜けると、ゴールの武田尾の集落が見えてくる。
武庫川の氾濫によって大きな被害があった場所が、4年の歳月を経てやっと工事が終わった。
歩いて来た方向を振り返ると山桜の競演。
名残を惜しみながら武田尾駅を後にした。
ゴミは必ず持ち帰りましょうね(^_−)−☆