地域に開きたい!!西宮市の「都市景観形成建築物」に指定された『甑岩文芸荘』の内覧会に行ってきた。

甑岩文芸荘

越木岩神社の少し西側にある黒塀に囲われた大きなお屋敷。
気になる建物のオーナーの浅尾さんとご縁ができ、初めて取材させていただいたのがもう13年ほど前。
その時は、お住まいの本宅でなく、離れの『遊風亭』を地域の開きたいというお話だった。

取材させていただいた時、雨戸の開け閉めが重くって・・・と話されていた浅尾充子さん(歌人としてのお名前:井上美地さん)が亡くなられたのは数年前。

長い縁側の雨戸の開閉は一仕事だったことだろう
雨戸のしまいは、ここでの一枚目で決まる(笑)

そんな『つし二階(逗子二階)・・・江戸時代から明治時代にかけて多く建てられた、天井の低い屋根裏部屋を持つ建物の様式』の建物の母家と離れが、2025年6月に西宮市の都市景観形成建築物に指定された。

離れの遊風亭は、これまでもいろいろなイベントの会場として貸し出されたりしてきたが、今回は2000坪という広大な敷地に中にある母家を『甑岩文芸荘』と名付け広く地域に開放しようとアートとコラボの内覧会が開催された。
事前申し込みした大勢の参加者がその建築物や飾られたアートの世界を楽しんだ。「いやーーー!本当に若い方の力ってすごいです。課題は山積していますが、若い皆さんが次々工夫してここまで来ました!!」と浅尾茂人さん。

母家を『甑岩文芸荘』と名付けて広く地域に開くことを決めた浅尾さんに賛同した人たちが、B&Sという任意団体を作ってこのお屋敷を守り活用する活動を始めている。
夙川のインテリア&ギャラリーWORLDTIMES➡︎のオーナーの森さんがその活動の中心。森さんを中心にさまざまなジャンルの人たちが集まり、この建物を活かすための活動を始めている。

今回のアート展も、森さんの企画のようだ。多くのスタッフがそれを支えている。
8人のアーティストのさまざまな絵画あり、ガラス作品あり・・・築100年以上になる歴史ある和室の中でその作品を楽しんだ。

Ahhi Choiさんの作品たち

アートギャラリーとは違う場で出会うアートは、また違った言葉を投げかけてくれる気がする。

こんな素敵な場所を活用してみたい!!という方は、ぜひこちらの公式サイトから➡︎

以下、甑岩文芸荘の様子を写真でご紹介!!

大きな門が開け放たれ・・・
道標が玄関へと誘う
使い込まれた縁側は、足の裏に懐かしい温もりを伝えてくれる
玄関を上がった所にある網代の建具
玄関へのアプローチ
ガラスの作品たち/貴島雄太郎氏の削紋
渋田薫氏の作品と田の字に四部屋続いた内部
母家の前の小径を降りると遊楓亭
さまざまなライブも開かれる遊楓亭
遊楓亭の内部
下の南側の道路からは階段を上がって遊楓亭へ

こんな素敵な場所を活用してみたい!!という方は、ぜひこちらの公式サイトから➡︎

投稿日時 : 2025-12-10 08:39:00

更新日時 : 2025-12-09 10:57:17

この記事の著者

編集部|J

『西宮流(にしのみやスタイル)』の立ち上げ時からのスタッフ。
日々、様々な記事を書きながら西宮のヒト・モノ・コトを繋ぎます。

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