埋立地の西宮浜は、その西側にはヨットハーバーを中心にしたレジャーランドをつくる計画が平成2年に発表されていたがバブル崩壊や平成7年の阪神大震災があったことで、住宅を中心としたまちづくりへと大きく計画が変更され、平成10年(1998年)3月に街びらきされた。
西宮浜の住宅エリア部分の「マリナパークシティ」では、新しい住民同士のコミュニティができるようにと 景観とアート➡︎ を中心にした街づくりがされた。
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こうして南北の桜の通りと東西のアキニレが植栽されたアートストリートが「マリナパークシティ」の基本軸となり、ゆとりのあるきれいな街が整備された。
この東西のゆったりした歩道は、フリーマーケットなども開催できるように♪♪という構想があったようだ。
このマリナパークのアート作りの中心になったのが、福嶋敬恭(のりやす)さんと 元永定正(もとながさだまさ)さん➡︎。
アートストリートの東の端は住宅街の巽(南東)の方角になり、そこには嶋嶋敬恭さんの「創造の門」が置かれた。
「創造の門」から西に、「宇・宙の詩」(福嶋敬恭) や 元永定正さん➡︎ のカラフルな「海・あめかぜてんき」「空・あめかぜてんき」などが点在する。
アートストリートだけではなく、丘のある街の高層住宅のエントランスには、福嶋さんの教え子の作家たちのアートが置かれている。
また、丘のある街から桜のまち、杜のまち、海のまち、浜辺のまちを結ぶパセオが整備されており、そのパセオを散策する仕掛けとして「私は泉」(福嶋敬恭) という詩のモニュメントが点在して置かれ、地面に埋め込まれたパセオサインが次のモニュメントへと誘う小道具となっている。
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