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開門神事講社〜一人の青年の熱き思い〜

本殿前の壱の札…これを目指してひた走る

年々加熱する報道陣。ワイドショーのある平日に当たる年は、取材陣の人数だけでもすごい!!

年々加熱するという報道陣 本殿前にも報道陣が陣取る

2008年の年末に、開門神事のくじ引きを「開門神事保存会」から格上げされた「開門神事講社」が行うことになったという記事の中に平尾亮という名前を見つけて連絡を取ってみた。
かつて、自らが福男選びに参加し、大事故を経験した彼の福男への思いは強い。

本殿前の壱の札…これを目指してひた走る 
本殿前の壱の札…これを目指してひた走る。

1999年、あと一歩で一番福・・・と思われた時、拝殿に駆け上がる板坂で転んだ。そしてその年の暮れ、彼はバイク事故を起こすが九死に一生を得た。
彼はいう「えべっさんが守ってくれはった・・・」と。
松葉杖が離せなくなったその後も、彼は開門神事の裏方として変わらず関わってきた。
「ハハハ~、最初は神社にとってはクレーマーのような存在だったと思いますよ(笑) でも、どんどん加熱していく開門神事の赤門の外で繰り広げられている光景を神社側に伝えることで参加者に怪我なく、そして本当にえべっさんの福をいただきに来る人の神事であって欲しいと思ったんです。」事故の後、一年のブランクはあるが、実に1997年からずっと自作の福男新聞を作り、宵えびすの日に赤門前で配っている。

「開門神事保存会として、これまで福男に選ばれた事のある人たちが手伝ってくれていましたが、今度はその保存会から神社公認の講になったわけですから、これまでよりも責任も大きいことになります。関わらせていただけることにうれしさを感じるとともに、責任の重大さも自覚しています。」

 

神職もスタンバイ。いよいよ太鼓が鳴る。 次々と駆け込んでくる あっという間に本殿前は人人人・・・
神職もスタンバイ。いよいよ太鼓が鳴り、あっという間に次々と駆け込んでくる。

最初は神社にとってクレーマーのような存在だったんじゃないか??と自ら笑うが、赤門の外側では参加者が熱くなればなるほど小さいトラブルもあったという。参加者の一人として、そんな状況をどうにかできないかと声を上げ始めた。そして開門神事保存会が誕生する。

2009年には、彼を長とする「開門神事講社」が、開門神事の一切を任されることに。
昨年まで、神社開館の前で午前0時から行われていたくじ引きも、午前2時から南門の外側で保存会が行い、神社では、1/10の午前0時にすべての門を閉じ、謹慎斎戒の「忌籠(いごもり)神事」が行われる。

「くじ引きになったのは、その前年の妨害行為がきっかけと言われていますが、そうではなく、実は前年の明石の事故が原因で警察から加熱する参加者の防止という意味で指導が入っていたのです。たまたまあんな違反行為があり、その結果マスコミも全国ネットとなってしまい、反対に加熱に拍車をかけることになったんです。」

<以上2009年の記事です>

この後も、毎年1月10日の早朝、神社の中で彼と出会う。
開門の前の緊張した時間の中で最後の確認をし、事故のないようにと願いながら「開門!!!」のかけ声をかける姿は 「福男」への熱き思いが伝わってくる。

平尾さんのホームページはこちらhttp://leepi.milkcafe.to/index.html

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