海が近いエリアに『酒蔵通り』がある西宮市。
あの阪神淡路大震災で、それまで残っていた酒蔵地帯も大きな被害を被り『酒蔵通り』もすっかり風景が一変した。
とはいえ、1662年(寛文二年)創業で350年を超える辰馬本家酒造(白鹿)を始め、大関や日本盛など歴史のある蔵元もあり、酒造りの季節に酒蔵通りを歩くと、お米を蒸す香り・麹の香りが漂う。灘の酒造りには欠かせない『宮水』が湧くのもこのあたりの限られたエリア。
現在操業している西宮の12蔵のお酒が一堂に集まるのは、JR西宮駅前にある商業施設・フレンテ西宮の地下1階の特設売り場。
酒どころ西宮の大人スイーツ
こんな西宮の日本酒の歴史を今風につなぐのが『日本酒スイーツ』
酒蔵が通りにある各蔵元のアンテナショップにも、それぞれ独自の酒スイーツが並ぶ。
<白鹿クラシックス>
創業350年を超える歴史の辰馬本家酒造が経営。「花と料理と日本酒」がテーマのレストランとショップが併設され、ここでしか買えないお酒やスイーツなどが並んでいる。
季節によって変わることもあるが、甘酒フルーツアイスバーや甘酒ジェラートやボローニャとコラボした酒粕デニッシュなどもある。
<白鷹禄水苑>
伊勢神宮の御料酒として有名な酒造会社白鷹の酒文化の発信施設。レストランやショップ、暮らしの展示室などが併設されている。
大吟醸酒粕ケーキ や大吟醸酒粕レーズンケーキ、酒粕生キャラメルなど日本酒スイーツも充実。
<酒蔵通り煉瓦館>
日本盛が経営するレストランやショップ、ガラス工房などの施設があるミュージアム。
酒ケーキやアンリシャルパンティエとコラボの酒粕の焼き菓子などもお土産に最適!
<甘辛の関寿庵>
大関が経営する和菓子のお店。もちろん大関の原酒や化粧品も販売され、喫茶が併設されている。酒まんじゅう(酒寿)はもちろん、吟醸の酒カステラや酒ショコラなど日本酒スイーツも豊富。酒饅頭が丸ごと入ったソフトクリームは人気の的。
こうした民間の動きを、西宮商工会議所も後押しした。
当時『洋菓子研究会』として活動していた市内の洋菓子店と日本酒や酒粕などを使った酒スイーツの開発にも取り組んだ。その後も各店の定番として販売されるいる商品も多い。
西北菓子工房シェ・イノウエ➡
パティシエ エイジ・ニッタ➡
ショコラティエール デリス モア➡
パティスリー ジャンティーユ➡
ケーキハウス ベルン➡
エルベラン➡
ドイツ菓子 カーべ・カイザー➡
ケーキハウス ツマガリ➡
パティスリー アトリエタケ➡
ライト洋菓子店➡
ベルサ洋菓子工房➡
パルテール➡
この他にも酒蔵の街・西宮にはお酒や酒粕を使った商品も多い。
苦楽園口の和菓子の店「こはく」では西宮神社の「とおかし」にもなっている氷菓が、栗味の宝船と日本酒を使ったひょうたん。西宮神社のとおかしの記事はこちら➡
この他にも きっと美味しい日本酒スイーツがあるかも??
これからもアンテナを張っておこう!!