えびす舞(えびすかき)

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産所町あたりには、その昔、傀儡師(かいらいし・くぐつ師)>>と呼ばれる人形繰りを生業とする人たちが住み、雑役奉仕のかたわら、神社のお札を持って諸国を巡っていた。
彼らはえびす信仰を広めるために、首から下げた箱の中の人形を踊らせて回わり、『えびすかき』『えびす回し』と言われ、室町時代には全国に広がったが明治の頃からその姿がなくなったという。

人形芝居戎座

人形浄瑠璃の源でもあり、西宮発祥ともいわれる人形操りの伝統芸能を後世に残そうと、人形芝居えびす座として『えびす舞』を復活させている人たちがいる。

阪神淡路大震災で大きな打撃を受けた、西宮中央商店街の復興と地域のシンボルとして、えびすかきの復活に取り組み、2008年には商店街の一角に戎座人形芝居館が開館した。
全国からも注目された取り組みだったが、土地所有者の都合で6年目で小屋を閉め、現在は西宮神社に拠点を置き、えびす舞を復興のシンボルから本来の庶民のための舞として、福のある街・西宮に定着させようとしている。

えびす舞い

人形遣いの祖・百太夫神を祭る境内末社の百太夫神社>> 西宮神社>>の境内にある。
毎年、1月5日の百太夫(ひゃくだゆう)神社の例祭への奉納舞から新しい年が始まり、1月を除く毎月十日には神社の境内でえびす舞を見ることができる。

えびす舞

えべっさんのお膝元の西宮は福のある街。
そんな福のある街として、えびす舞が市民の日常生活に溶け込み、市内での開店や新しいことを始める時の門付け文化として定着すれば面白い・・・・。

最近は全国のえびす神社を訪ね歩く旅も継続中。
2020年11月に大分を訪ねた時の映像と西宮神社でのライブ配信の映像が編集された動画はこちら>>

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