親しみを込めて「厄神さん」と呼ぶ門戸厄神・東光寺では人形供養が行われている。
毎年3月1日から11月18日までの間に受け付けた、たくさんの人形(雛人形・日本人形・博多人形・ぬいぐるみなど)が供養される。
この人形供養祭に先立って平成25年から、文楽人形によるセレモニーも行われていて近隣の方をはじめ多くの方が参加されている。
今年も11月15日、人間国宝の吉田和生さんが繰る人形が参拝し、お焼香をした後、吉田さんによる人形の仕組みのお話や『お染久松』の一部が披露された。
西宮は室町時代の頃、西宮神社の近くの産所町あたりに「傀儡子」といわれる人たちが住み、彼らは人形やお札が入った箱を首からかけて、全国に戎信仰を広める活動をしていた。
えびすかき・・・とも言われる人形繰りは、その後西宮では廃れてしまったが、人形繰りの芸能が浄瑠璃と一緒になって「人形浄瑠璃」となり、それが今の文楽の始まりといわれている。
2005年ごろから、西宮中央商店街の店主たちが中心になって「くぐつプロジェクト」ができ、その後2009年にはえびすかき復活プロジェクトとして地域情報誌『ともも』の編集長・武地秀美さんが中心となって『えびす舞』の上演を行っている。
この日も、えべっさんが大きな鯛を釣りあげていた。
<この後の人形供養の一連の行事の予定>
11月18日(土)10:00~15:00 ウルトラ縁日
☆9:40~ ウルトラマンギンガ・ウルトラマンビクトリーのクイズ大会と写真撮影会(カメラ持参のこと)
☆10:00~15:00 ウルトラ縁日ゲームラリー
☆11:00~ 西宮くぐつ座の人形劇
☆13:20~ ウルトラマンギンガ・ウルトラマンビクトリーのクイズ大会と写真撮影会(カメラ持参のこと)
☆10:00~15:00 ミニ阪急電車運行(入場無料)
☆10:00~ 厄除けぜんざいの振舞い
この他、振袖道中が浜屋西宮店から商店街を通過し、門戸厄神まで歩きます。
11月19日(日)14:00より、人形供養祭が執り行われます。(人形の受け付けは18日17:00まで)