みなさん、11月20日がどんな日か知っていますか?
こどもたちの権利や福祉について考える日として、1954年に国連が制定した「世界こどもの日」 です。この記事では、世界こどもの日に合わせて西田公園で開催されたイベントをご紹介します。
世界こどもの日とこどもの権利
「世界こどもの日」は、こどもたちの権利や福祉について考える日として、1954年に国連が制定しました。
この記念日は、すべてのこどもが平等に守られ、安心して成長できる社会を目指すため、大人たちが行動を起こすきっかけを作ることを目的としています。
そして様々な活動が世界中で行われ、1989年のこの日には「子どもの権利条約」が国連総会で採択されました。この条約では、子どもたちが持つ大切な4つの権利が定められています。
- 生きる権利:安全で健康的に暮らすことが保障される
- 育つ権利:教育を受け、成長するための環境が守られる
- 守られる権利:暴力や搾取から保護されること
- 意見を言う権利:自分の考えを自由に表現できること
「世界こどもの日」の詳細はこちら(公益財団法人 日本ユニセフ協会)をご覧ください。
こどもの「やりたい」が実現するお祭りが今年も開催!
そんな「世界こどもの日」に合わせて、「こどもがやりたいことが実現する日」をテーマに、西宮市で昨年開催された「にしのみやこどもマルシェ」が、今年は「にしのみやこどもフェスタ2024」としてパワーアップして開催されました。
このイベントは、西宮市における「こどもの権利条例」の制定に向けて、「こどもにやさしいまち」や「そのために必要なこと」をこどもたちと一緒に考えていく市民団体「こどもと未来を創るプロジェクト」が主催する取り組みの一つです。
ここからは、11月17日(日)に西田公園で行われ、こどもたちが主役となり、夢や想いを実現する一日となった「にしのみやこどもフェスタ2024」の様子をお伝えします。
子どもたちの夢を形にする出店ブース
「にしのみやこどもフェスタ2024」では、こどもたちが自分たちのアイデアを形にし、店長としてお店を出す「出店ブース」が大きな魅力です。ゲームや手作りワークショップ、物販などのバラエティ豊かなお店が西田公園を活気で包みました。
朝早くから準備を整え、お客さんを迎えた子ども店長たちも、遊びに来てくれたこどもたちも、本当にみんな楽しそうでした。
例えば、手作りの手芸品やアート作品の販売や、お菓子釣りや射的などの楽しいアトラクション、飲食の販売や様々なワークショップなど、本当に個性あふれるアイデアでいっぱいでした。
昨年に続き大人気だったハンドメイド作家と現代アーティストの作品。
会場を盛り上げたステージパフォーマンス
ステージには4組のチームが出演し、元気なパフォーマンスを披露して会場を大きく盛り上げました。
初舞台にこの日を選び、練習を重ねてきたという上甲子園小和太鼓教室「鷹太鼓」のエピソードは、このイベントの意義を改めて感じる機会にもなりました。
特別ブース「NOTO, NOT ALONE」の復興支援活動
能登の復興支援を目的とした特別ブース「NOTO, NOT ALONE」も出店し、お米や野菜が販売されました。販売されたお米や野菜は、震災で影響を受けた能登の地域で作られたもの。このブースは、訪れた方々が農作物の購入を通じて支援活動に参加する機会になりました。
こどもたちと未来を考える
「にしのみやこどもフェスタ2024」は、多くの地域住民のボランティアで運営されています。大学生ボランティアたちの活躍で、自転車の整理整頓やゴミ箱の設置など、公園利用者も来場者も気持ちよく1日を楽しめるイベントになっていました。
会場全体が家族連れで賑わう中、たくさんの大人たちが、こどもたちの「やりたい」の実現をサポートしていました。
「にしのみやこどもフェスタ2024」は、こどもたちと未来を一緒に作るということを教えてくれるイベントだったと感じます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事を読んでくださったあなたも、こどもたちの声に耳を傾けたり、未来についてちょっと考えてみていただければとても嬉しいです!
にしのみやこどもフェスタ2024公式ウェブサイトにて、全出店ブースなどをご覧いただけます。
執筆:かにかま