西宮一麦教会の出発点になった一麦寮は、賀川豊彦氏により開校された日本農民福音学校のために建てられたものです。
その後、一麦寮の隣には託児施設が設けられ、これが一麦保育園の前身になりました。
現在、西宮一麦教会と一麦保育園が建てられている土地は、賀川豊彦氏のベストセラー小説「一粒の麦」の印税収入によって購入されたものです。
この賀川豊彦氏の福音宣教と社会奉仕の精神を受け継いで、西宮一麦教会と一麦保育園(社会福祉法人イエス団)は全一麦としての歩みを続けています。
<一麦教会のあゆみ より>
昭和のはじめ、自宅で日本農民福音学校を開いた。現在も西宮一麦教会として続いている。
教会の横の一麦保育所の園庭に、賀川豊彦の言葉の石碑が設置されている。
賀川豊彦氏は大正~昭和期の社会運動家。「イエス団」創始者でもある。
戦前の労働運動や農民運動、生活協同組合運動などで重要な役割を担った。
現在のコープこうべの立ち上げにも関わっている。