西宮市小松南町2−2−8 0798ー47ー6613
ご祭神は、一番最初に出現し日本神話の神々の筆頭に位置づけられている天御中主大神(あめのみなかぬし)。
摂社に恵美須社(戎大神)がある。
元々、戎様は鳴尾の漁師の網にかかりお祭りしていたと言われている。
また、鳴尾の小松には、戎大神が正月九日の夕に、静止打(シシウチ)と称して、押照宮(岡太神社)で高潮や洪水などの災害を未然に静止(防止)し、五穀豊穣の神事をさせるとの口伝もある。
この静止(しし)を猪にかけて猪は恵美須大神の使いとされ、この昔話を後に伝えるため昭和60年に静止(猪)の狛犬が設置されている。作者は、柏木秀峰氏。
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鳴尾ではずっと語り継がれている『戸崎切れ』と言われる1659年の大洪水では、この岡太神社も大きな被害を受けた。
境内には儒学者・並河誠所の手になるものではないかと言われている『岡太社』の石柱がある。
平重盛供養等や北向きの白山神社(歯神さん)など、いろいろな伝承が詰まっている神社である。