武庫川渓谷に沿って続く旧福知山線の廃線跡。
新しく整備されハイキングコースとして、山桜の春や紅葉の秋には大勢のハイカーでにぎわう。
下流域(生瀬・名塩)から歩く人と、上流域(武田尾)からの両方の人の流れがあるが、最後は武田尾温泉でということか下流から行く人の方が多いかも??(生瀬駅・名塩駅から廃線敷スタート地点までは徒歩約15分。)
枕木の残る砂利の場所もあり、歩きやすい靴で!!
全長約4.7㎞の廃線跡コースの途中にはトイレがないので注意♪♪
(駅からコースまでの距離を合わせると、トータル約7㎞)
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武田尾駅
武田尾温泉がある駅。
川を挟んで宝塚側と西宮側に温泉旅館が3軒ある。
こちら側から下流に向かって歩く人と、最後の温泉を目当てに下流から歩く人がある。
①長尾山第三トンネル(91m)
コースで一番短いトンネル。
このトンネルを抜ければ、上流から側(武田尾駅)からのハイキングコースが始まる。
②長尾山第二トンネル(147m)
明治の開業当時に作られたトンネルは、側壁部分は石積み、アーチ部分はレンガ。
真っ直ぐに147mのトンネルは、向こうに出口が見えている。
③親水公園と桜の園(亦楽山荘)
トンネルを抜けてしばらく歩くと、右側に親水公園があり、山側にに桜の園(亦楽山荘)の看板が。
親水公園ではお弁当を広げるグループの姿も多い。
桜博士と呼ばれる笹部新太郎氏が桜の研究のための演習林を再整備し、桜の園として保存されている。
水上勉の『櫻守』のモデル>>
桜の園は結構急なアップダウンになるので注意!!
春の山桜の時期は、とてもきれい。
④長尾山第一トンネル(306m)
2004年の水害時にトンネル内の枕木が全て流された。
長尾山第一トンネルを抜けると目の前の景色が広がる。
⑤武庫川第二鉄橋
迫力のある鉄橋は、鉄道ファン、鉄橋ファンにも人気。
溝滝尾トンネルの中から鉄橋を望む構図は、人気の撮影ポイント。
長さ76mの鉄橋が宝塚市と西宮市の境になる。
⑥溝滝尾トンネル(149m)
溝滝尾トンネルの下流側には、枕木が積まれている場所があったり、レールの落石よけがあったりと見所の多い所。
レールに刻まれた刻印などを探す姿もある。
⑦武庫川の渓谷美が楽しめるエリア
溝滝尾トンネルと北山第二トンネルの間がいちばん急流で、渓谷美が楽しめる。
十次郎ケ淵、鯰ケ淵などとも呼ばれ、運が良ければカヌーが下る様子に出会うこともある。
男滝、女滝の溝滝もある。
⑧北山第二トンネル(413m)
ハイキングコースでは一番長いトンネル。
トンネルの中に入ると、レンガ造りのトンネルを後にコンクリートで継ぎ足した跡が見える。
⑨北山第一トンネル(319m)
トンネルの横と渓谷の間に少し空間があるが、トンネルができる以前はこの渓谷側に線路があったという。
北山第一トンネルができたのは1922年(大正11年)。
⑩高座岩や対岸の調査鉄骨などが見えてくる
北山第一トンネルをすぎると見えてくる大きな岩が高座岩。
昔はここで雨乞いをしたと言われている。
高座岩の手前に対岸に見えてくる鉄骨は、以前に計画されていたダム計画の調査の鉄骨のようだ。
⑪姥々懐川橋梁
どん尻川にかかる姥ケ懐川橋梁は、石積みの橋脚。
⑫名塩川橋梁
名塩川の源流は赤坂峠付近。名塩和紙を支えて来た流れ。
名塩川は水上勉の「名塩川」のモデル>>。
旧福知山線廃線跡下流側のハイキングコース入り口
軽車両の進入を阻む小さな柵を越えたら、枕木の道が待っている。
廃線跡を歩くワクワク感が高まる。
生瀬駅/名塩駅のどちらからでも、ここまで約15分。
仮設トイレ
コースの下流側の始まりの少し手前に仮設トイレ。
コースの中にはトイレがないので気をつけよう!!
生瀬駅
武庫川の下流側からのスタートの駅の一つ。
トイレや飲み物補給も考えて、駅前で調達しよう♪♪
(生瀬駅の近くにはミニコープ、駅のすぐ前にはDOTCAFE/ドットカフェがあるので弁当の調達には便利。)
大勢のグループでの集合には、名塩駅の方が広い。
名塩駅
駅の改札口付近にコースのマップがあるかも??
トイレや飲み物補給も考えて、駅前で調達しよう♪♪
(名塩駅の近くには阪急オアシスがある。)
名塩駅からも、交通量の多い国道176号沿いに歩くことになるので注意して歩こう。(マップの紺の線は生瀬駅へ、緑の線は名塩駅へ)